ほぼ徹夜で勉強して、朝がやって来た。
俺んちで眠っていたナカマタは朝6時に起きると、そそくさと帰っていった。
ざっけんな！
寝るだけなら、自分の家で寝ろよ！
今日の試験は、新科目「情報伝達と生体機能」の試験である。
午前から午後にかけて、90分・60分・90分・60分の合計300分、すなわち5時間もの試験である。
ざっけんな！
今年が1年目の新科目のくせに、どんだけ長い試験なんだよ！
朝8時過ぎ、学校へ行った。
駐車場から教室までの坂道で、幸か不幸か今年からまた同じ学年になった、1つ後輩のイワキくん（2005年11月4日の日記参照）を発見した。
俺はイワキくんが大好きなので、走って追いつき、久々にトークした。
「はろー！ 勉強した？」と話しかけた。
するとイワキくんは、笑いながら手に持った試験資料を俺に見せた。
おお、駐車場から教室までのわずかな移動時間も惜しんで勉強してるのか！
しかも、その資料は、イワキくんが自分で作った資料じゃねーか！
1度留年を経験して、かなりマジメになったようだにゃー。
だはー。
と思ったら、イワキくんは衝撃発言をした。
「昨日勉強始めて、とりあえず資料を作ってみたんですけど、まだ全く覚えてません。資料を読み返すのは、今が初めてなんです。」と。
ぷぷぷっ！
また勉強してるふりだったのかよ！
あと10分後には試験始まるっつーの！
大丈夫かよ！
と言うわけで、久々にイワキくんと絡んで、テンションが上がった。
そして、朝8時40分から試験が始まった。
最初の90分間の試験は、勉強してて一番難しかった範囲で、あんまりできなかった。
試験時間を半分くらい使ったところで書くことが尽き、次の試験の勉強をするために、教室を出た。
試験と試験の間は20分間の休憩時間があるので、優に1時間もの勉強時間があった。
その時間を利用して、2番目の試験の範囲を勉強した。
ん？
1時間もあったから、ほぼ完璧に覚えられたにゃー。
だはー。
その後、試験を素早く終わらせて教室を早く抜け、次の試験の範囲を覚えるという作業の繰り返しだった。
1日中試験なのは大変だったが、覚える時間がたくさんあったので、何とかなった。
勉強量がいつも足りない俺にとっては、意外と有り難いシステムだったにゃー。
だはー。
試験を全て終え、部活へ行った。
徹夜で1日中試験を受けた後の野球のため、ケガでもするのではないかと思った。
確かに体の動きは悪かったが、徹夜でおかしなテンションだった。
声を出しまくって、騒ぎまくってノックを受けた。
いつもよりハイテンションな自分が楽しかった。
だはー。
部活後、ミヨシとメシを食った。
夜10時に帰宅すると、すぐ眠りに落ちた。
ようやく1日が終わった。
今日は24時間がとても長く感じられた1日だった。
