あわにゃん日記

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誤診

起きたときから、かなり体調が悪かった。
のどは痛いし、悪寒もする。
でも、今日は指導医が外勤で夕方まで不在。
今朝の仕事は俺がやらねばならなかったので、体調の悪さに気付かないふりして出勤した。


ビックリするくらいの汗をかき、やらねばならない仕事をフラフラしながら済ませ、朝10時半、研修医宿舎に逃げ戻った。
そして、おもむろに体温計を脇にセットする。
って、ざっけんな!
38.8℃ってなんだよ!
また発熱かよ!
つぁはぁ〜!


前回の日記に書いたけど、俺は日曜日に発熱したばかり。
そのときは二日酔いのせいだと思っていたが、そう言えば軽い咽頭痛もあった。
今思うに、二日酔いによって発熱したのではなく、大量飲酒で免疫力が低下し、感染症に罹患して発熱していたのだろう。
それが、ここ数日の不摂生でまたぶり返したに違いない。
って、ざっけんな!
誤診してんじゃねーか!


と言うわけで、すこぶる体が怠かったので、その後はサボってずっと家で寝ていた。
夕方目覚め、再び体温を測ると、39.2℃。
症状は発熱、嚥下痛、顎下リンパ節腫脹、咳嗽なし、鼻汁なし。
ただの風邪ではなさそうで、リンパ節が腫れるなんてことも初めてだから、すっかり悪い想像をしてしまった。
俺は、近医を受診することにした。


近所の耳鼻科で診てもらった。
ファイバースコープのモニターに、真っ赤っ赤でパンパンな俺の中咽頭が映し出された。
「急性咽頭炎ですね。よく効く薬出しときますね!」と先生に言われ、ジェニナック(抗生剤)を処方してもらった。
ふう、軽症で良かったにゃー。
だはー。


事の次第を、外勤中の指導医(女医)に連絡すると、「大丈夫? 明日の準備は私がやるから休んどいていいよ!」とのこと。
そう言えば、明日のカンファレンスで提示する症例を、今日中にPowerpointでスライド作りしなけりゃいけなかった…。
まだ3日目なのに、ご迷惑ばかりかけられないので、自分なりにある程度完成させ、また眠った。


夜、久々に病棟に行き、外勤から戻った指導医にスライドを見せると、「体調悪いのに、よく頑張ったね! 私のイメージ通りのスライドじゃね! あとの修正は私がやっとくけえ、早く帰って寝んさい! 明日も体調悪かったら来んでいいよ! 私が発表やっとくけえ!」と指導医。
どうひいき目に見ても、今回のスライドばかりは適当さがにじみ出ている。
恐らく大幅な修正が必要となるはずだ。
それなのに、なんて優しい言葉をかけてくれるのだろう…。
って、ざっけんな!
惚れてまうやろー!*1


お言葉に甘え、帰宅してまた眠った。
月曜からこの先生に付いてまだ3日目なのに、なんて俺は迷惑ばかりを掛けているのだろう…。
最低の研修医だな…。
明日は必ず行かなきゃ…。
頼むから頑張ってくれ、ジェニナック!