某開業内科のクリクラ最終日。
2週間通ったこの病院も、今日で終わりだ。
おっけーおっけー！
午前中は、いつものように1人で診察、検査などをたくさんやった。
そして、午前の診察が終わると、昼休みに俺の発表会が行われた。
久々の発表だから、緊張するにゃー。
つぁはぁ〜。
発表のセッティングが終わり、スクリーンに「禁煙外来の治療成績 宮崎大学医学部6年アワヤ」というタイトル画面を表示して、人が集まるのを待っていた。
すると、最初に集まった若い看護師さんたちに、「えっ？ アワヤ先生は喫煙者なのに、禁煙外来について発表するんですか（笑）？」と突っ込まれた。
って、ざっけんな！
「喫煙者」だからこそだし！
俺も、いつかは禁煙したいと思ってるんだよ！
だから、禁煙外来の治療成績はかなり気になるし！
そんなわけで、俺の発表は、「禁煙外来の治療成績」がテーマだ。
今までにこの病院の禁煙外来を受診した68名の患者さんのデータを研究し、治療薬別、ブリンクマン指数別、治療プログラムの完遂別、禁煙挑戦年齢別、男女別、禁煙外来受診動機別など、様々な因子で禁煙成功率を調べた。
しかし、なかなか面白いデータは得られず、統計学的に禁煙成功率に有意差があると分かったのは、「禁煙開始年齢が高い人ほど、成功率が高い」ということだけだった。
うーん、もっと他の因子でも成功率に差が現れると面白かったのに・・・。
つぁはぁ〜。
と言うわけで、自分的には「あまり面白い発表にならないな」と思っていた。
しかし、10分あまりの発表が終わると、「いやー、面白い発表だった！」と先生が褒めて下さった。
たとえ結果に有意差は現れなくても、先生の予想以上にたくさんの因子で検証してあったことが面白かったらしい。
良かったにゃー！
おっけーおっけー！
その後、午後の実習を終え、この病院でのクリクラが終了した。
先生に丁重にお礼を述べ、スタッフにもお礼を述べた。
「先生、また遊びに来て下さいね！」とベテラン看護師さんが言って下さったので、「はい！ 今度は禁煙外来で来ます（笑）！」と言っておいた。
だはー。
学生1人だけで、逃げも隠れもできない実習だから、かなり大変だろうと思っていたけど、この病院の人はみんな優しく親切で、廃人でも全くつらくなかったにゃー。
しかも、診察法も検査法も丁寧に指導して下さったし、慣れた頃には1人でやる機会も持たせて下さったし、とても身になる有意義な2週間だったにゃー。
こんなにたくさん聴診器を使うのも、たくさん触診するのも、たくさんエコーするのも、たくさん患者さんと話すのも、たくさんカルテを書くのも、初めてだったにゃー。
大学病院では決してできない実習だにゃー。
だはー。
と言うわけで、ウチの5年生の皆さん、来年はクリクラでこの実習先を選択するのを強くオススメするにゃー！
俺みたいに勉強のできない奴でも、全部教えて下さるので、大丈夫にゃー！
看護大の少し先の、バイパス・本郷ランプ近くの「H内科クリニック」にゃー！
おっけーおっけー！
ここ10年くらい、ずっと「外科医になりたい」と思っていたけど、それも揺らいでしまったにゃー。
内科も面白いにゃー。
遅くとも来年から2年間の研修医の間に決めなきゃいけないのに、困ったにゃー。
俺は将来、何科の医者になるのかにゃ？
・・・ん？
まずは医師免許を取るために勉強しろ？
って、ほっとけよ！
