あわにゃん日記

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背番号0

精神科のクリクラ3日目。
今朝も8時半に精神科の学生控え室に到着し、クリクラがスタートした。


午前中は毎日外来なのだが、6年生は3人中1人が行けばいいので、3日に1回しか行かなくていい。
今日は俺の番じゃ無いので、午前中はフリーだ。
よし、今日もQB(医師国家試験対策問題集)を頑張るにゃー!
おっけーおっけー!


と思ってカバンを開けたら、QBが無かった。
あ、しまった!
昨日、家でカバン内のゴミを捨てるときに、QB取り出したんだった!
そのまま家に置いてきてしまった!
って、ざっけんな、俺!
ヒマな時間の多い精神科で、何をして過ごすというんだよ!


取りあえず、イヤーノート(year note*1)だけは持ってきていたので、1時間くらいそれをパラパラ眺めて過ごした。
・・・うーん、やっぱりQBをやった方がいいな。
よし、取りに帰るか!


朝9時半からの病棟ラジオ体操に出た後、一時帰宅した。
15分後、学生控え室の控え室に戻ると、タバコ休憩と昼メシと昼寝を挟みつつ、QBを解きまくった。
よし、今日は70ページも進んだにゃー!
満足にゃー!
おっけーおっけー!


夕方5時までが学生のいなければならない時間なので、夕方5時まで自習して帰路に就いた。
結局、自習以外に今日精神科でしたことは、ラジオ体操だけだったにゃー。
楽な科だにゃー。
先生たちは「6年生、ほったらかしでごめんね!」と言ってるけど、勉強する時間がたくさんあって、ありがたいにゃー。
だはー。




話は全然変わるが、今日、巨人の木村拓也コーチが亡くなった。
ご存じだと思うが、4月2日、マツダスタジアム(広島)での広島カープ戦の試合開始直前、木村さんはノック中にバットを持ったまま突然倒れた。
すぐに広島大学病院に搬送され、クモ膜下出血と判明し治療を受けたが、一度も意識が回復することなく、今日未明に亡くなった。
37歳の若さだった。


木村さんは宮崎出身で、広島カープで花開いた選手である。
広島カープに11年間在籍した後、巨人で最後の4年間をプレーし、昨秋引退した。
そして、今シーズンから巨人の内野守備走塁コーチに就任したばかりだった。


俺は広島市出身で、今は8年あまり宮崎に住んでいて、巨人ファンである。
だから、「宮崎・広島・巨人」という共通点がある木村さんに、ずっと親近感を持っていた。
スター選手のような派手なプレーは無いものの、堅実な守備とどこでも守れる器用さが売りで、目立たないところでいい仕事をする素敵な選手だった。


泣きながら会見する、原監督や選手たちの映像を見た。
きっと人柄も良く、みんなに愛される人物だったのだろう。
なんでこんな素敵な人が、こんなに早く死ななきゃいけないのだろう。
・・・ただただ、悲しい。


人はいつか必ず死ぬし、死は常に悲しいものだけど、若い人の死や突然訪れる死はなおさら悲しい。
きっと、こういう悲しみを少しでも和らげるために医者がいるのだろう。
そして、それを目指す俺に今できることは、一生懸命勉強することだけなのだろう。




*1:毎年発行される、内科・外科のあらゆる病気が簡潔にまとまった本。一言で言うと、「病気の辞書」。