唐突だが、アホな俺はタバコを吸っている。
大学1年からだから、もう8年になる。
医学生っぽく言うと、1日20本を8年間で、ブリンクマン指数は160だ。
だはー。
ポリクリ班の中で、タバコを吸うのは俺1人だ。
喫煙者は気付かないが、タバコを吸わない人はタバコのニオイによく気付く。
ポリクリ中、こっそりタバコを吸って班員たちの元に戻ると、「タバコ吸ってきたでしょ！」とすぐ気付かれたり、「クサイ、クサイ！」とからかわれたりする。
つぁはぁ〜。
今週、精神科のポリクリ中にも、いつものように「クサイ、クサイ！」とからかわれた。
そうやってからかわれると、いつもは凹んだフリをしてその場から逃げたり、慌ててガムを食べ始めたりする。
しかし、今週は精神科だったので、それを活かしてリアクションを変えてみた。
「あれ？ 『クサイ』という声が聞こえる。いつもの幻聴かにゃ？」と。
って、ざっけんな、俺！
幻聴のことを学んだからって、悪用してんじゃねーよ！
その後、「来週いっぱいでポリクリ終わりだねー」などと班員たちと話していたら、「アワヤさん、来週のポリクリが終わるまでに、この班での思い出として、禁煙してみるっていうのはどうですか？」と女の子I。
え？
禁煙？
俺が？
無理無理！
これまで、禁煙しようと思ったことは何度もあった。
でも、意志が弱いダメ人間ゆえ、ことごとく失敗に終わってきた。
うーん、このままじゃ、一生タバコを吸うことになるにゃー。
それはマズいにゃー。
つぁはぁ〜。
というわけで、禁煙について、本気で考えることにした。
紙を取り出し、禁煙によるメリットとデメリットを列挙してみた。
しかし、書いてるうちに「禁煙、やっぱ面倒くさいにゃー」と思い始めてしまい、わざとデメリットの方をたくさん書いてしまった。
メリットの方は、健康面や周囲への影響、お金、部屋の汚れなどを挙げたが、それも「親父は喫煙者だが、61歳現在まで健康だ！」などと色々と難癖をつけて打ち消してしまった。
俺って、本当、終わってるにゃー。
だはー。
すると、その紙を見た班員のイシイさんが、「ちょっと貸して！」と俺から紙を取り上げた。
「なんか書き込んでるなー」と思ったら、10分後、紙が返ってきた。
おお、めっさ添削されてる！
2外科の某先生より、よっぽど親身な添削だにゃー！（→2009年9月17日の日記参照）
ぷぷぷっ！
イシイさんの添削を見ると、メリットの健康面を「親父は健康だ！」と打ち消した部分は、「『極端な一般化』は、うつ病の診断基準の1つですよ！」と書かれていた。
デメリットで「口寂しい」と書いた部分は、「石でも入れとけばいいよ！」と書かれていた。
・・・。
・・・・・・。
って、ざっけんな！
俺はうつ病かよ！
それに、口の中に石なんて入れたくねーし！
ざっけんなー！！
ま、こうやって周りのみんなも勧めてくれてるわけだし、いつかは禁煙しよう。
いつかは禁煙・・・。
いつかは・・・。
いつか・・・。
・・・ぐうぐう（寝たふり）。
