整形外科のポリクリ7日目。
今朝は8時から、上肢・スポーツグループのカンファレンスがあった。
その後、午前中は外来診察の見学だった。
日記に書かなかったが、昨日の午後の手術見学では、野球部OBのイシダ先生による肩の手術を見学した。
イシダ先生は、大先輩で一緒にプレーしたことは無いが、伝説の大打者で、推定185cm・110kgくらいの「巨漢」だ。
このポリクリで初めてお会いしたが、体格からのイメージ通り、元気が良くて気さくで明るい、とても素敵な人だった。
そのイシダ先生の肩の手術は、とても興味が湧く手術だった。
自然と身体が前のめりになり、覗き込むように見学していた。
すると、前傾し過ぎて先生の視界に入ったのか、「おまえ、誰だっ！？」と手術中のイシダ先生に話しかけられた。
「あ、すみません！ アワヤと申します！」と答えると、「なんだ？ そんなに興味があるのか？」と先生。
「はい！」と元気よく答えると、とても嬉しそうなイシダ先生。
しばらくの沈黙があった後、手術室じゅうに聞こえるような大声で、「合格っ！！」と先生。
それを聞いて、手術室の全員が爆笑した。
・・・ありがとうございます！
って、「興味がある」って言っただけで合格なんすか！
ぷぷぷっ！
今日の外来見学は、そんな素敵なイシダ先生の外来診察を見学することにした。
イシダ先生の元へ行き、「おはようございます！ 先生の外来を見学させていただいてよろしいですか？」と挨拶した。
すると、「おうっ！ いいよ！ 俺の『魂の外来』を見て行けよ！」とイシダ先生。
・・・魂の外来っすか？
こんなギャグを言う先生は初めてだにゃー！
ぷぷぷっ！
外来を見学しつつ、去年まで野球部だったことを話すと、イシダ先生はさらにフレンドリーになった。
背番号の話など、野球部関連の雑談をしつつ、とても優しく指導して下さった。
野球部の先輩は、みんなかわいがってくれるにゃー。
ありがたいにゃー。
だはー。
そんな午前の外来見学を終え、午後は学外実習だった。
大学から車で5分くらいのところにある、「身体障害者相談センター」というところに行き、所長のお話を聞いた。
その後、障害者の方たちとスポーツをしたりして、また大学へ戻った。
大学へ戻り、そろそろレポートでも作り始めることにした。
俺の担当症例は骨腫瘍だから、取りあえず、骨腫瘍の本でも手に入れるか。
と思い、隣の医局を覗くと、ちょうどいいところに、野球部先輩のサワさんがいた。
サワさんなら、きっと何かいい本を教えてくれるだろう。
おっけーおっけー！
俺「お疲れ様です。突然ですがサワさん、何か骨腫瘍のいい本、知りませんか？」
サワさん「骨腫瘍？ ・・・ほらよ！」
俺「・・・めっさ薄い本ですね！」
サワさん「いいだろ、この薄さ。この薄さなら、おまえでもやる気が湧くだろ（笑）？」
さすが、サワさんだにゃー！
辞書のような分厚い本ではなく、レポート作成に打ってつけな、要点のまとまった薄い本！
俺のことをよく分かっていらっしゃる！
ありがとうございますにゃー！
だはー。
整形外科は野球部の素敵な先輩ばかりで、とても過ごしやすいにゃー。
だはー。
