あわにゃん日記

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手術見学

耳鼻咽喉科ポリクリ5日目。
今日は8時からちょっとしたレクチャーがあり、その後、8時半から手術見学だった。
午前の手術は昼0時半に終わり、昼休みとなった。
1時間の昼休みを終え、昼1時半から2つ目の手術を見学した。


手術見学は、2パターンある。
手洗いをして手術に参加するパターンと、手洗いをせずに遠くから見守るパターンである。
前者は、手術を行う医者たちと全く同じ装備をする。
すなわち、5〜10分くらい念入りに手術時手洗いをし、手術用ガウンや手術用手袋を装着して執刀医の横に立ち、手術を至近距離で見る。
手術器具を持って位置をキープしたり、縫合の糸を切ったり、1針だけ縫合させてもらえたり、簡単なお手伝いもする。
ポリクリでは、1つの科で1人の担当患者を当てられるが、だいたいその担当患者の手術のときだけ手洗いをする。


それに対し、後者は、何も装着せずに、ただ遠くから見守る。
手術に関係する人や器具に触れてはいけないので、少し離れたところから覗き込む。
手術室には天井にカメラがついていて、それが手術室にあるモニターに映っているので、モニター越しに手術の様子を見ていることも多い。
教科書は持ち込んでもいいので、小声で班員たちと「あれが病変だ」などと議論しながら、教科書で勉強している。


今日は手洗いではなかったので、遠くから手術を見守っていた。
俺はいつも、班員としょうもない会話をしたり、勝手にタバコ休憩に出掛けたりと、ろくな過ごし方をしていない。
しかし、1週間過ごして耳鼻科の基礎知識が無さ過ぎることに焦り、今日は教科書をずっと読んで過ごした。
すると、班員の女の子Iに「アワヤさん、どうしちゃったんですか? なんか今日はマジメですね。そもそも教科書なんて、ちゃんと持ってたんですね。」と言われた。
って、ざっけんな!
俺だって医学生だし!
教科書くらい持ってるし!


夕方4時に午後の手術は終わった。
手術室を出て、班員たちと更衣室に向かってたら、窓から外の景色が見えた。
大雨が降っていた。
「やっべー、傘持ってきてないにゃー」とか思ってたら、女の子Iが再び言った。
「ほら、アワヤさんが珍しくマジメに勉強なんかするから、雨降ったじゃないですか!」と。
って、ざっけんな!
俺のせいなのかよ!
俺は勉強しちゃいけない人間なのかよ!


その後、言語聴覚士のオッサンから、平衡感覚に関するレクチャーを受けた。
それが夕方6時くらいに終わり、耳鼻科1週目のポリクリが終了した。
うーん、やっと前半の1週間が終わったにゃー。
怖い教授がいつキレるかビクビクしながらのポリクリは、緊張感の連続で疲れるにゃー。
つぁはぁ〜。