あわにゃん日記

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6時間

泌尿器科ポリクリ7日目。
今日は手術日なので、朝8時半から手術室へ。
午前中は教授による腎臓摘出の手術を見た。


午後は俺の担当患者さんの手術だった。
担当患者さんの手術は、基本的に「手洗い*1」をして、執刀医や助手の先生たちの横に立ち、お手伝いをする。
と言うわけで、昼1時から手洗いをして手術に参加した。


俺の入った手術は、お腹に何個かの穴を開け、腹腔鏡というカメラとマジックハンド的なものを使っての難しい手術で、学生が手伝えるようなことは何もなかった。
と言うわけで、先生たちの横に立ってはいたが、ただボーっと画面に映った腹腔鏡の映像を見ているだけだった。
うーん、何もすることが無いと、時間が経つのが遅くて、立ちっぱなしの辛さも倍増だにゃー。
つぁはぁ〜。


泌尿器科には若くて学生思いの先生がいて、「夕方にはこっそり抜けて帰っていいからね!」と言われていた。
きっと同じようなことを言われたのだろう。
手洗いをしていない班員たちも、夕方には手術室から姿を消していた。
しかし、手術をしている先生たちは、「他の学生さんたちいないね・・・。」などと嫌味っぽく言っていて、とても途中で帰れるような雰囲気ではなかった。
つぁはぁ〜。


と言うわけで、手術が終わった夜7時まで、6時間ずっと何もせず立ちっぱなしだった。
最後の30分くらいは、開けた穴を縫う作業を少しだけ手伝わせてもらったが、5時間半はただ黙って見てるだけだったので、とても疲れた。
「手洗い」をしているときは、もちろん休憩などできず、トイレにさえ行くことができない。
また、手洗いをしてガウンを着て「清潔」を保っている身体が、不潔部位に触れないように常に気をつけておかねばならない。
だから、まだ慣れない今は、肉体的にも精神的にも疲れる。


担当患者さんは、班員3人で同じ人を担当しているのだが、今日の手洗いは俺の役目だけど、その代わりに残りの2人がレポート作成などはしてくれるらしい。
疲れたとは言っても、レポートを作るよりは楽かにゃ?
おっけーおっけー!




*1:手術時手洗いのこと。2009年4月28日の日記参照