あわにゃん日記

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丸投げ

2内科のポリクリ9日目。
今日は朝9時からポリクリへ。
なんか、午前中から学校行くの、久しぶりだにゃー。
だはー。


今日の午前中はずっと、免疫・感染症内科のヒゲ教授の外来見学だった。
ヒゲ教授が外来でやって来た患者さんを次々診察、治療していく様子を、見学した。
合間には、その患者さんの病気についての話から、医療者としての基本姿勢の話まで、色んな話をしてもらった。
この先生の話は、分かりやすくて、とても為になるにゃー。
だはー。


そんな午前中の3時間が終わり、昼食の後、午後2時から医療面接実習というのがあった。
医療面接というのは、病院にやって来た患者さんに対して、「今日はどうしましたか?」とか「それはどんな痛みですか?」とか聞くヤツだ。
指定された部屋でしばらく待ってると、担当の先生と見知らぬ一般人たちが部屋に入って来た。
へ?
今から、この一般人を相手に、医療面接するの?
本格的だにゃー。
つぁはぁ〜!


俺は、医療面接が苦手だ。
慣れればどうってことないのだろうが、慣れない今は、すぐに言葉に詰まってしまう。
ん?
対人コミュニケーション障害?
・・・ほっとけよ!


班員1人ずつ、ボランティアの一般人を相手に、医療面接を行った。
面接が終わるたびに、その患者役の一般人が感想を言ったり、班員同士で評価したりした。
みんな、患者役の人に褒められてるにゃー。
すごいにゃー。
俺は褒められる自信が全くないにゃー。
つぁはぁ〜。


そして、俺の番がやって来た。
はいはい、どうもー。
あわにゃんです。
今日はどうされましたか?
ふむふむ、最近、胸が痛いわけね。
ふむふむ、来週から海外旅行へ行くけど、海外で倒れたりするのが心配で、病院に来たわけね。
うーん、他に何聞こう・・・。


そんな感じで、15分間の面接が終わった。
終了後、「沈黙が多かったですね。」と感想を述べる患者役のおばちゃん。
・・・やっぱり?
つぁはぁ〜。


その後、担当の先生が患者役の人に、「この学生の面接で、不満なところはありますか?」と聞いた。
すると、「この体調で来週から海外旅行へ行ってもいいのか、ということは何も言ってもらえませんでしたね。」と患者役のおばちゃん。
つぁはぁ〜。


担当の先生が「キミは問診してみて、この患者さんの病気は何だと思う?」と俺に聞くので、「狭心症だと思います。」と答えた。
すると、「そうだよね! そこで、患者さんは海外へ行くとおっしゃってるけど、キミなら何て言う? 患者さん、もう1回聞いていただけますか?」と先生。
そう言われて、患者役のおばちゃんは瞬時に役の設定に戻り、「先生、来週から海外へ行っても大丈夫ですか?」と俺に聞いてきた。
・・・うーん、困った!
つぁはぁ〜!


俺の回答待ちで、辺りはシーンとなった。
上手い答えが浮かばない代わりに、この絶好の雰囲気を察知した俺の頭には、一つの悪い答えが浮かんだ。
もういいや!
言っちゃえ!


「うーん、ボクはちょっと分からないんで・・・、他の医者に聞いてくださいっ!」


・・・よし、割とウケたにゃー!
って、ざっけんな、俺!
まさかの丸投げかよ!
ウケて喜んでる場合じゃねーし!


あー、コミュニケーション能力も、医学的知識力も、低すぎだにゃー。
つぁはぁ〜。