1外科のポリクリ8日目。
今朝は8時に病棟集合で、9時から手術だった。
病棟へ到着すると、いつもまず学生控え室に行き、荷物を置いたり白衣を着たりする。
今朝は7時50分頃に学生控え室に到着した。
控え室に入ると、イカワくんなどの班員3人がすでに来ていたので、「はろー！」と挨拶した。
そして、班員たちと、「今日、××のオペらしいよ〜」とか「長そうだね〜」とか、いつも通りの会話をしていた。
すると、突然イカワくんが、「俺、一旦帰ります。」と言い始めた。
・・・は？
今、来たばっかりじゃねーか！
なんで帰るんだよ！
ざっけんな！
理由を聞くと、「いやー、メガネを家に忘れてきちったんですよ。」とイカワくん。
・・・は？
メガネを忘れた！？
じゃ、裸眼で来たってこと？
おまえ、徒歩通学だろ？
家からここまで歩いていて、気付かなかったのかよ！
ざっけんな！
すると、イカワくんは「いつも裸眼で登校してるんで、気付きませんでした。いつも通り、病院の入口でメガネを掛けようとして初めて、忘れたことに気付きました。でも、すぐに取りに帰って遅刻するのが嫌だったので、こうやって一旦病棟に顔を出しに来たんですよ。」と言い、カバンを控え室に置いて、家に帰っていった。
・・・そっか。
行ったり来たりで大変だね。
だはー。
朝8時になり、俺担当の先生への朝の挨拶を済ませ、手術が始まる9時まで、また学生控え室で待機していた。
すると、8時半頃、控え室にイカワくんが戻ってきた。
「おかえりー（笑）」と言って、戻ってきたイカワくんを見た。
・・・。
・・・・・・。
って、ざっけんな！
またメガネ掛けてないじゃねーかよ！
取りに戻ったんじゃねーのかよ！
どういうことだよ！
意味分かんねーんだよ！
思いっきり突っ込むと、イカワくんは「家にはありませんでした。やっぱ、カバンの中にあったみたいです。」と言い、カバンの中をもぞもぞと探し、メガネケースを取り出した。
って、ざっけんな！
最初からカバンに入ってたのかよ！
ちゃんと確かめもせずに、30分かけて家を往復したのかよ！
ぷぷぷっ！
ここで1つ疑問が浮かんだ。
って言うか、なんで最初からメガネを掛けて家を出ないの？
メガネをカバンに入れて裸眼で登校し、学校に到着して初めてメガネを掛けようとするから、忘れる可能性が出てくるんじゃね？
家を出るときから掛けてれば、忘れる心配無くね？
すると、イカワくんは説明してくれた。
「学校ではメガネが無いと人の顔が見えなくて困るのでメガネを掛けますが、家から学校まで歩く間は裸眼でいたいんですよ。朝の景色は、何も通さずに自然なまま見たいんです。光を屈折させたくないんです！」と。
・・・は？
って、ざっけんな！
なんのこだわりだよ！
メガネをかけることで、おまえの中の何が変わるんだよ！
メガネのレンズが無くても、どうせ眼球のレンズで光は屈折してるだろ！
ぷぷぷっ！
と言うわけで、朝イチから面白さ全開のイカワくんだった。
その後、今日は3つの手術を見たり、図書館で調べ物をしたりして過ごし、夕方に帰宅した。
って、今日は朝の数十分だけで、1日の日記のネタが完成されたにゃー。
イカワくんは、ありがたい存在だにゃー。
だはー。
