あわにゃん日記

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皮膚科と眼科

今日も朝から学校へ。
午前中は2コマとも、呼吸器の講義だった。
マジメに受け、昼食を取り、午後の講義を迎えた。


3コマ目は、皮膚科の教授の講義だった。
皮膚科の教授は、野球部の顧問なので、年に何度も一緒に飲んだりしている先生だ。
めちゃくちゃいい人なので、大好きな先生である。
と言うわけで、若干テンションが上がり、3コマ目の講義を受けた。


講義が始まり、教授の言葉を一言も漏らさぬようにしっかりと聴こうと、俺は集中した。
・・・しかし、それは不可能だった。
いや、俺は集中していたし、おそらく教授も学生に分かり易く講義をされているのだが、障害が1つだけあった。
それは、教授の滑舌が悪いということ・・・。


教授は口の中にこもったような発音する上に、異様に早口でもある。
と言うわけで、全ての言葉を聞き取るのは至難の業なのである。
そう言えば、野球部の飲み会でマンツーマンで話したときも、何言ってるかあんまり聞き取れなかったっけ。
つぁはぁ〜。


でも、聴かないわけにはいかないしにゃ。
頑張って、聴き取るか!
おっけーおっけー!


教授「たまに・・・ボソボソ・・・他の病院から・・・ボソボソ・・・患者が・・・ボソボソ・・・紹介状に・・・ボソボソ・・・って書いてあって・・・ボソボソ・・・もうおまえが診断つけてるじゃないか!・・・ボソボソ・・・ってなことがあるんです(笑)・・・ボソボソ・・・と言うわけで、皮膚科では・・・ボソボソ・・・原発疹は非常に重要・・・ボソボソ・・・正しく用語を・・・ボソボソ・・・しっかり覚えてください」


・・・うーん、話はよく分からなかったけど、「原発疹」ってヤツは重要ってことだな。
だはー。


ところで、4年生の教室は広い。
俺は前の方は落ち着かないので、いつもその広い教室のかなり後ろの方に座っている。
講義をされる先生は大概、前の方に座っている学生とコミュニケーションを取りながら講義を進めていくので、俺は当てられたりすることは無い。
だが、今日は教授とよく目が合うような嫌な予感がしていた。
しばらくして、その予感は的中したのだった・・・。


教授「丘疹は・・・ボソボソ・・・限局した・・・ボソボソ・・・壊疽性の・・・ボソボソ・・・結節は・・・ボソボソ・・・君らも・・・ボソボソ・・・あるんじゃないか?・・・なあ、アワヤくん!」


ん!?
今確かに、「アワヤくん」って言ったよな!?
ぬおー!
なんで名指しされたのか、分かんねえ!
なんて答えたらいいんだよ!
つぁはぁ〜!


一瞬悩んだ末、俺は「はい!」と元気よく答えた。
すると、教授は少し笑顔になり、また講義を進めていかれた。
・・・ふう、これで良かったのか。
テンパるから、もう勘弁して欲しいにゃー。
つぁはぁ〜。




そんな皮膚科の講義がなんとか終わり、最後の4コマ目は眼科の教授の講義だった。
俺はこの教授の講義スタイルは、かなり好きである。
まずマッハで説明しながら板書するのだが、進むのが速いのと板書に必死なのとで、その時点では半分くらいしか理解できない。
しかし、その後にPowerPointを使ってもう一度同じ説明をしてくれるので、分からなかったことを重点的に聴くことができ、最終的には完全に理解できる。
と言うわけで、今日も勉強になる楽しい講義だった。


今日は講義中に、教授が珍しく学生に質問をされた。
眼底検査の写真で、どれが動脈でどれが静脈かという質問だった。
教室のスクリーンには眼底写真が映し出されていて、教授は女子学生を1人指名し、彼女にレーザーポインターを渡して、どれが静脈か指し示すように言った。


指名された女子学生は、しばらく悩んだ挙げ句、「これですか?」と1つの血管を指し示した。
その答えを聞いた教授は、「ほう。そう思う理由は?」と再び質問した。
またしばらく言葉を選んだ末、女子学生は「太いからです」と答えた。
すると、ここで事件が起こった。
その答えを聞いた教授が、衝撃的なことを言ったのだ!


教授「なるほど。君は、太いのが好きなんだね!」


・・・ぷぷぷっ!
って、ざっけんな!
ここに来て、下ネタかよ!
不意打ちだったから、面白いじゃねーか!


と言うわけで、俺は今日、より一層、眼科の教授の講義が好きになったのだった。
だはー。