昨夜泊まったワタルが、昼12時に起きたので、俺も目覚めた。
幸いなことに今日は部活が休みなので、ワタルを宮崎観光へ連れて行く。
まずは、昼飯でも食うか？
「俺が大好きな担々麺の店でいい？ 俺やミヨシはハマっとるけど、イマイチって言う人もおるけぇ、ワタルが気に入ってくれるかどうかは分からんのんじゃけど。」と俺が言うと、「おう、食ってみるで！」とワタル。
と言うわけで、2人で宮交シティーへ行き、担々麺を食った。
「おう、美味いじゃん！ 気に入ったで！」とワタル。
おお、それは良かったにゃー！
おっけーおっけー！
レジで会計する際、ワタルは言われなかったが、俺は店員さんに「いつもありがとうございます！」と言われた。
そう言われるのは初めてだったので、ちょっと嬉しかった。
俺も、常連客として認められるようになったってことだにゃー。
だはー。
その後、ワタルをシーガイアや堀切峠やサンマリンスタジアムなどに連れて行った。
サンマリンスタジアムは何の試合も無くて入れなかったけど、同じ運動公園内のラグビー場や陸上競技場や軟式野球場では試合が行われていたので、スポーツ好きのワタルとそれらを観戦した。
中学生の軟式野球を見ながら、高校時代にやっていた草野球チーム「マウズズ」の思い出話に花が咲いた。
俺とワタルが友達になったのは中2の頃だけど、親友クラスに仲良くなったのは、高校で草野球チームで一緒になってからだ。
俺が4番を打ったりするから弱小チームだったんだけど、毎日がとても楽しかった。
対戦相手は、同じ同級生たちの即席チームや、社会人・・・と言っても中年〜初老のオッサンたちのチームなどだった。
まだ高校生で貧乏だった俺たちは、自分のグローブを買うだけで精一杯で、もちろんユニフォームなど持って無かった。
そんな感じだったから、キャッチャーのプロテクターなんて有るわけがなく、社会人と試合をしたときは、剣道の胴をプロテクター代わりに使ったりしていた。
当然のことながら、「ありゃ、なんじゃ？」「剣道用じゃないんか？」とか言って、相手チームのオッサンたちは目を丸くしていた。
オッサンたちに簡単にバレてしまったことと、剣道の胴と野球のグローブを同時に付けてるバカっぽい姿が、俺はめちゃくちゃ面白かった。
だはー。
そんないくつもの思い出話をし、夕方に帰宅した。
少しのんびりして、夕食はウチの近所の美味しい広島風お好み焼き屋に歩いて行った。
2人でビールを飲みながら、お好み焼きを食べた。
いやー、やっぱお好み焼きは、広島弁を使いながら食うのが最高にゃー。
だはー。
帰宅して、その後は2人でテレビゲームしたり、昔の写真を見たりして過ごした。
基本的に、ワタルとの会話は、説明することの難しい高校時代の内輪ネタばかりだから日記には書けないんだけど、とても楽しかった。
ふう、もう明日帰っちゃうのか。
今日は時間が過ぎるのがとても早かったにゃー。
だはー。
