あわにゃん日記

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違憲

今日は昼1時に起き、ゲームしたりメシ食ったりして過ごしていた。
すると、昼3時、ナカマタから電話が掛かってきた。


「あわにゃん、起きましたかー?」とナカマタが聞くので、「いや、さっきからずっと起きてるよ」と答えた。
すると、ナカマタは急に声のトーンが上がり、「なにやってんすか! 昼3時から一緒に野球の練習するって言ったじゃないですか!」と言った。
あれ?
そんな約束したっけ?
あ、したね。
だはー。


と言うわけで、大学のグラウンドへ行った。
ナカマタの他に、同じ3年のキンマル、1年のモッコリハマちゃんもいた。
途中から4年のも来た。


今日で野球の自主練は今年2回目。
前回はキャッチボールだけだったけど、今回は軽く打ったり走ったり守ったりもした。
すると、途中から俺の筋肉がプルプルし始めた。
最近、ずっとパチンコしかしていなかったからにゃー。
つぁはぁ〜。


練習後、みんなでメシを食いに行った。
筋肉がプルプルして、箸を持つ手に力が入らなかった。
ふう、今日はとても疲れたにゃー。
来週からの春練習、大丈夫かにゃ?


野球と言えば、いつの間にか巨人の宮崎キャンプが終わっていた。
結局、今年もキャンプ見に行かなかったにゃー。
広島にいる頃はあれほど見たかったのに、実際にすぐ手の届くところに来ると、「いつでも行ける」と思って見に行かないもんだにゃー。
だはー。


そう言えば、よく「生まれも育ちも広島なのに、なんで巨人ファンなんですか?」と聞かれる。
いつもは面倒くさいので、「俺、あまのじゃくな性格だから」で済ませるけど、今日はちゃんと理由を説明してみよう。


あれは、約20年前、俺が小学校に上がるか上がらないかの頃だった。
当時、俺には、ヨウちゃんヒデくんという、同い年の男の幼なじみがいた。
広島と言うことで、ヨウちゃんも俺もカープファンだったが、ヒデくんだけはなぜか西武ライオンズのファンだった。
野球の話題になったら、いつも俺とヨウちゃんはタッグを組み、「カープが一番じゃ! 西武なんかクソじゃ!」とヒデくんを攻撃していた。


でも、攻撃する一方、幼いながらに「2対1で、これはフェアじゃないな」と思った。
また、自分1人だけの贔屓(ひいき)の球団を持っているヒデくんのことが、ちょっと羨ましくもあった。
「俺が別の球団のファンになれば、3人ともそれぞれ別の球団のファンとなり、バランスが取れていいのでは?」と思った。
そして、俺はテレビでよく目にしていた巨人を選び、巨人ファンになったのである。


しかし、広島は県民95%以上がカープファンという土地。
そして、なぜかほぼ全ての広島カープファンが、巨人を毛嫌いしている。
巨人ファンであることを公言してしまうと、その日から非国民ならぬ「非県民」扱いされ、周囲から白い目で見られる。
と言うわけで、巨人ファンになってしまったせいで、その後はとても肩身の狭い思いをして広島で暮らすことになってしまったのだった。
だはー。


そう言えば、高校の社会科の先生(もちろんカープファン)が、授業中の雑談でプロ野球の話題になったとき、こんなことを言っていた。
「巨人は、『巨人軍』と呼ばれていることからも分かるとおり、『軍隊』ですから、憲法違反です」と。
・・・憲法違反って。
もう広島では生きていけないな、と思った瞬間だった。
だはー。