あわにゃん日記

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震える

来週月曜の病理学再試まで、あと4日となった。
今日は病理学実習室の開放日だ。
再試までに2回しか開放されないので、開放日にちゃんと顕微鏡を見ておかないと大変なことになる。
と言うわけで、なかなかやる気は起こらないが、今日は朝から学校へ行った。


そして、黙々と夕方6時まで顕微鏡を見続けた。
途中、なぜか実習室にいる同級生たちが騒ぎ始めた。
どうやら、微生物の本試結果が発表されたらしい。
みんなが掲示板を見に席を立ち始め、急に実習室は空っぽになった。


それでも、俺は黙って顕微鏡を覗き続けた。
俺は再試に決まってるのにゃー。
本試は、全然できなかったもんにゃー。
発表を見るまでも無いにゃー。


しばらくして、掲示板を見に行った人たちが、喜んでたり落胆してたりしながら戻ってきた。
万が一、俺が通っていたら、野球部の誰かが教えてくれるだろうが、そんな情報は舞い込んでこなかった。
やはり、俺は再試らしい。
仕方ないな・・・。


そんな中、俺の耳に別の驚くべき情報が舞い込んできた。
なんと、野球部後輩のツジムラが通ったらしい。
なにっ!


ツジムラは、前期で俺よりもだいぶ点数が低かったはず(→2006年9月4日の日記参照)。
後期で80とか90点とか取って挽回したってこと!?
なにぃぃぃ!
すげえ!


ツジムラって、スゴイなと思った。
やるときはやる。
いくら前期が悪かったって、諦めない。
きっと、そういう姿勢だからこそ、野球もあれだけ上手いんだろう。


それに比べ、俺は何をやってるんだろう・・・。
そう思うと、急に自分が途轍もなくちっぽけなものに思えた。


夕方6時に実習室が閉まり、一応掲示板を見た。
やはり、俺は再試だった。
これで、病理と微生物の再試が決定。
ダラダラしたこのままのペースで行けば、両方落として留年することも充分にあり得るな・・・。
つぁはぁ〜。


講義棟を出て、駐車場まで1人で歩いた。
外に出ると、とても寒くて、身体がガクガク震えた。
でも、それが、南国・宮崎にやっと訪れた冬の寒さに震えているのか、自分という人間の寒さに震えているのかは分からなかった。