今日は本試の最終日。
「衛生学」の試験だ。
衛生学は、環境問題、人口問題、栄養や食品に関する問題などについて学ぶ科目だ。
聞くところによると、100点満点のうち、50点は講義の出席点で、残り50点が今日の試験らしい。
それで、合計60点以上なら合格だ。
出席点が50点分もあるってことは、教授側は学生を落とす気がないな。
だはー。
と言うわけで、昨夜はもちろんのこと、今朝5時に起きても、なかなか勉強を始める気が起こらなかった。
二度寝したりして朝9時半になり、ふと思った。
出席点が50点?
俺は9回あった講義のうち、何回出席してるんだろう?
あわにゃん日記を調べて、数えてみた。
げっ!
3回もサボってる!
と言うことは、出席点は33点しかない!
今日の試験で、27点/50点も取らなきゃいけないじゃねーか!
ざっけんな!
と言うわけで、朝10時から勉強をスタート。
授業プリントや昨日ナカマタにもらった資料、全てに目を通すと、1時間半経っていた。
ざっけんな!
1回、目を通しただけなのに、もうこんな時間かよ!
そして、風呂に入り、昼メシを食って、大学へ行った。
昼1時から試験が始まった。
問題用紙が裏返しで配られたとき、「終わった・・・。」と思った。
なぜなら、透けて見える試験問題は、全て穴埋め問題だったからだ。
1時間半勉強して、大体のことは何となく分かってるけど、細かい用語とかはサッパリ覚えてないにゃー。
できるわけないにゃー。
つぁはぁ〜。
が、試験開始の合図で問題用紙を表にすると、「あれれ? イケるかも!」と思った。
なぜなら、妙に簡単な問題ばかり並んでいたからだ。
ざっけんな!
そんなの、「京都」に決まってんじゃねーか!
ぷぷぷっ!
問題:オゾンの分子式は( )である。
ざっけんな!
そんなの、「O3」に決まってんじゃねーか!
ぷぷぷっ!
問題:都市部の気温がその周辺に比べて異常な高温を示すのは、( )現象である。
ざっけんな!
そんなの、「ヒートアイランド」現象に決まってんじゃねーか!
ぷぷぷっ!
そんな一般常識問題ばかりで、助かった。
一部、ちゃんと勉強しておかないと答えられない問題もあり、それは分からなかったけど、数えてみると余裕で27点はありそうだった。
これで、再試に引っかかることはないな。
おっけーおっけー!
最後に、俺がこの試験で一番面白かった問題を紹介しよう。
ざっけんな!
「三重」県に決まってんじゃねーか!
これはもはや、医学と言うより、小学生レベルの地理の問題じゃねーか!
どうせなら、「ぜんそく」を答えさせろよ!
ぷぷぷっ!
この問題を見て、試験中、しばらく1人で笑った。
ちなみに、四日市市はイワキくんの出身地だ。
「俺の3列くらい後ろで試験を受けてるイワキくんは、この問題を見てどう思ってるんだろう?」と思うと、更に面白くなって、また1人で笑った。
ぷぷぷっ!