あわにゃん日記

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ジャンケン

今日も朝イチから学校へ行った。
そして、午前に2コマの授業、午後に1コマの授業を受けた。
授業が終わって帰ろうとしたら、同級生たちは誰も帰ろうとしていなかった。
聞くところによると、今日はこの後、OSCE(オスキー)の試験説明会があるらしい。


OSCE(オスキー)とは、5年生から大学附属病院での臨床実習が始まるのを前に、4年生に対して行われる客観的臨床能力試験のことである。
ウチの大学だけではなく、全国の医学部で行われる。
具体的には「医療面接・頭頚部診察・胸部診察・腹部診察・神経診察・外科手技」の6科目からなり、それぞれの科目の模擬患者を実際に診察する試験である。
簡単に言えば、お医者さんごっこみたいな試験だ。
そして、医療面接以外の5科目の模擬患者役を、1学年下の我々3年生がやることになっている。


説明会では、模擬患者についての一通りの説明を受けた。
ふむふむ、3年生は出席番号順で6〜7人ごとに17班に分けられ、試験会場や試験時間を分担して患者役をやるのね。
俺の所属する1班は、第1試験場の朝10時〜11時まで担当か。
去年は寝過ごしちゃったから(→2006年1月7日の日記参照)、今年は気をつけなきゃなー。
だはー。


説明会が終わった後、班ごとに分かれて、誰がどの科目の患者役を担当するのかをジャンケンで決めることになった。
説明会で配られたプリントを見ると、「胸部診察」は上半身裸にならなきゃいけないみたいだから、イヤだな。
でも、「腹部診察」はもっとイヤだな。
プリントによると、「恥丘や鼠径部を目安に広く露出してもらいます」と書いてある。
・・・「恥丘」って!
ざっけんな!


ウチの班には1人女の子がいるので、その子だけは「胸部診察」と「腹部診察」を避けて割り振った。
そして残った6人で、ジャンケンをした。
6人中、下2人に入らなければ大丈夫。
よし!
最初はグー、ジャンケーンポーンっ!!


6人でのジャンケンに負け、敗者4人でのジャンケンにも負け、さらにその敗者2人でのジャンケンにも負けた。
って、ざっけんなぁぁぁぁ!!
俺、ジャンケン最下位かよっ!
マジで、ざっけんな!
もはや「ざっけんな!」じゃなくて、「ふざけるな!」だ!
ぬおぉぉぉぉ!


と言うわけで、俺は「腹部診察」の担当になってしまった。
もう一度プリントを読む。
「恥丘や鼠径部を目安に広く露出してもらいます」・・・。
鼠径部って、ビートたけしが「コマネチ」のギャグやるときの、手の通る場所のことだよね?
その位置までパンツを下げられるってことは、・・・ざっけんな!
俺のヘアーが丸出しじゃねーか!
もう少しで、俺のマジカルバナナが飛び出しちゃうじゃねーか!
ざっけんなー!


そして俺は、もう1つの重要な事実に気付いた。
4年生の試験ってことは、俺を診察する医師役は、去年まで同じ学年だった奴らじゃねーか!
2年間同じ学年だったよく知ってる後輩たちに、なんで先輩の俺が恥丘を見せなきゃいけないんだよ!
しかも、普通に女の子もいるだろ!
ざっけんなー!


人生に於いて、今日ほどジャンケンで負けたことを悔やんだ日はなかった。
・・・まあ、仕方ないか。
俺はこうなる運命だったんだ。
きっと、笑いの神様が、俺に日記のネタを提供してくれたんだ。
おかげで、今日は「ざっけんな!」をたくさん言えたわけだから、ヨシとしなきゃな。


だから、1月6日のOSCE試験には、張り切って臨もう。
勝負パンツで行こう。
ヘアーもキレイに整えて行こう。
恥丘も磨いて行こう。
・・・。
・・・・・・。
やっぱり、ざっけんなー!