あわにゃん日記

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長渕剛

以前、俺は森高千里が大好きだと日記に書いた。(→2006年9月29日の日記参照)
しかし、「最も好きな歌手を1人挙げてください。」と言われたときには、俺は別の名前を答えるだろう。
・・・「長渕剛」と。


俺が長渕剛と出会ったのは、1987年。
俺がまだ、6歳の幼稚園児だった頃だ。
当時、母親が毎週金曜夜9時から、「親子ジグザグ」というドラマを見ていた。
俺も、母親と一緒にこのドラマを見ていた。
そして、このドラマの主演であり、ラーメン屋の若き店主役をしていたのが、当時30歳の長渕剛だった。
俺が初めて見た長渕剛は、歌手ではなく、役者だったのである。


ドラマの内容はあまり覚えてないが、ガキの頃の俺は、長渕剛にかなりの好感を持った。
そして、ドラマの主題歌だった「ろくなもんじゃねえ」という曲も、ガキながらに気に入っていた。
その後、全20話のドラマが終わると、あまり長渕剛を目にする機会はなくなったが、「好き」という気持ちは衰えることなく、たまにテレビCMなどで見かけるとテンションが上がっていた。


小学生になってから数年、少しずつ世の中の色んなことが分かってきて、長渕剛が「乾杯」などの名曲を持つ歌手であることを知った。
そして、遂に小学4年生のとき、長渕剛の作品を手にした。
生まれて初めて買ったCDは、長渕剛の「JAPAN」というアルバムだった。
それから15年間、俺は長渕剛の世界に浸り続けている。


そんな長渕ファンの俺には、どうしても見なければならない番組があった。
テレビ朝日系列の「くりぃむナントカ」という、お笑いコンビ・くりぃむしちゅーがやってる番組である。
なぜなら、その番組には「長渕剛ファン王決定戦」なるコーナーがあるらしいからだ。
民放2局の宮崎では放送してないので、見たくても見られなかったのである。


それを今日、やっとネット上で手に入れることができたので、見てみた。
そのコーナーには、上田(くりぃむしちゅー)、ワッキー(ペナルティ)、大八木淳史(元ラグビー日本代表)という、長渕ファンの芸能人3人が出ていた。
カラオケボックスの一室に入れられた3人が、その部屋を訪れる長渕のモノマネをする人たちの歌をエンドレスで聴き、誰が最後まで耐えられるかという内容だった。


次々に現れるニセ長渕たちは、長渕専門のモノマネ芸人から、ただの女子アナやガーナ人まで、色んなレベルの人がいて面白かった。
ちなみに、ガーナ人はガーナ出身なだけに、自分のことを「ガナ渕剛」と名乗っていた。
ぷぷぷっ。


そして、そのコーナーの最後に事件は起こった。
最後に部屋に現れたニセ長渕役は、なんと長渕剛本人だったのである。
驚愕の表情を見せる、長渕ファンの芸能人3人。
長渕本人がドッキリで最後に出ることは、番組を見る前から俺は既に知っていたけど、それでも「ほんとに出てる! すげえぇぇ!」と興奮した。
長渕剛がバラエティー番組に出るのは、歌手生活28年で初めてのことだからである。


たった3人の前で、長渕は2時間半かけて12曲を歌った。
その、魂をこめて汗だくで真剣に歌う姿に、長渕ファンの3人は、涙を流して感動していた。
画面越しに見ている俺まで、感動して目に涙が溢れた。
いやー、久々に素晴らしい歌を聴いたにゃー。
だはー。


番組を見終えた後、その勢いで俺は、2004年夏にあった桜島オールナイトライブのDVDを取り出した。
このライブは、長渕が故郷・鹿児島の桜島にて7万5千人を動員し、夜9時から翌朝まで歌い続けた伝説のライブである。
そして、7万5千人には俺も含まれている。
人がたくさん集まる場所が大嫌いな廃人でさえ、長渕信者として、これは行かずにはいられなかったのだ。
だはー。


DVDを見ながら、何時間もただただ歌い続けた。
歌っていると、桜島ライブの感動が再び胸に込み上げてきた。
長渕剛という人間は、歌というものに誰よりも真剣に対峙しているからこそ、こんなにも大勢の人の胸を熱くさせるんだろうにゃー。
だはー。


ん?
桜島ライブには誰と行ったのって?
・・・ざっけんな!
さ○りちゃんに決まってんだろ!
当時はまだ、付き合っていたんだよ!
DVDを見るたびに、そのことも思い出す・・・って、ほっとけよ!