あわにゃん日記

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組長の機嫌

昨日のことに反省し、今日は午後からの衛生学の授業へ行った。
2006年9月22日の日記にも書いたが、衛生学は3年生、4年生の合同の授業である。
先週はサボっちゃったから、今週は真面目に行くにゃー!
おっけーおっけー!


ところで、1〜3年生の教室は大学付属病院の隣の隣の講義棟にあるのだが、4年生の教室は病院と同じ建物内にある。
それゆえ、病院で実習をしている5、6年生に会うことも多い。
今日は4年生の教室へ向かっていたら、5年生に会った。
5年生というと、2留していなければ俺がいたはずの学年で、同期入学の人たちの学年である。


久々に、同期入学の人たちと絡んだ。
その中の1人の女性から、「あわにゃん日記、読んでるよ!」と言われた。
「日記読んでるよ」と告白されるのは、日常生活の中で俺が最も嬉しい瞬間である。
しかし、あんまり話したことのないその人に面と向かって言われたので、すっかり照れてしまった。
結局、「おっけーおっけー!」とか言って、俺は逃げるように去ってしまった。
だはー。


そんな嬉しいことがあり、浮かれ気分で4年生の教室へ入った。
左最後尾の野球部指定席に辿り着いて、適当に席に座った。
ふと隣を見ると、・・・げげっ!
フカオ組長だった。
浮かれていた気持ちが、一気に引き締まった。
だはー。


組長の機嫌を損ねないように、一言一句に気を配って会話をした。
そして、何とか3時間あまりの授業時間を無事に乗り切った。
今日は組長を怒らせなかったにゃー!
おっけーおっけー!


出席確認代わりの小テストを提出して、そそくさと帰ろうとすると、「おい、ちょっと待て!」と呼び止められた。
・・・振り返らずとも分かる。
この声は、鬼のように怖い顔のくせに甲高い、フカオ組長の声だ。
ひょえええ!
俺、なんかやらかしたっけ!?


と思ったら、「家まで車で送ってくれないかな? って言うか、送れ!」と組長。
なーんだ、怒らせたんじゃなかったのか。
ふうー、助かった。
そんなの、お安い御用ですよ!
だはー。


フカオ組長の自宅兼事務所と俺の家は近い。
普段通りのルートで運転し、両者の家の近くまでやって来た。
俺の家へは次の曲がり角で左折するんだけど、フカオ組長の家へは真っ直ぐ進まなければならない。
ここさえ間違えなければ、もうすぐ俺は無事に解放されるはず。
おっけーおっけー!


と思ったら、「そこで左に曲がって、おまえの家に行け!」と組長。
ええっ!
どういうことですか!?
疑問符でいっぱいの表情の俺に、「黙って言われる通りにしろよ! 痛い目に遭いたくなかったらな!」と組長。
ひょえええ!
分かりましたぁ・・・。


と言うわけで、フカオ組長は俺の家にやって来た。
フカオ組長が「なんか面白いゲームとかないのか?」と言うので、俺は急いで最新版のサッカーゲームを取り出した。
すると、フカオ組長はかなりの興味を示していた。
クックック。
組長がサッカー好きなことは知ってるにゃー。
だはー。


組長は、1人でサッカーゲームを始めた。
俺は隣に正座して、成り行きを黙って見つめた。
どうか、組長のチームが勝って、組長がずっと上機嫌でありますように・・・。
そんなことを祈りながら見ていたら、組長チームが先制点の大チャンス!
しかし、組長は、ゴールを決める決定的な場面でシュートを外してしまった・・・。
ひょえええ!


恐る恐る組長の様子を見ると、かなりムッとしていらっしゃった。
ヤバイ空気だなと思った次の瞬間、俺の背筋は凍り付いた。
イライラしている組長と、目が合ってしまったのだ。
殺気を感じた俺は、思わず「すみません!」と謝ってしまった。
ん?
なんで俺、謝ってんだろ?
ま、いいや。
だはー。


その後、組長がゴールを決めると、俺は立って拍手をしながら「いやー! こんな素晴らしいゴールは見たこと無いですねー!」と言ったり、
逆に組長が点を取られると、俺は全く関係無いのに「すみませんでした!」と謝ったりしていた。
組長の機嫌を損ねないように必死な俺だった。
だはー。


そして、夜8時頃、フカオ組長はようやくお帰りになった。
ふうー、どうやら俺は、無事に乗り切ったようだ。
小指も無事だったにゃー。
だはー。