あわにゃん日記

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進級発表と追いコン

今日も朝から部活に行った。
雨が降っているため、今日は室内練習。
朝9時に講義棟に到着した。


講義棟に到着すると、が「進級発表出てますやん」と言った。
そうか。
出たのか。
遂に・・・。


もう俺は覚悟は出来ている。
もはや、進級でも原級でもどっちでもいいから、早く知って楽になりたい気分だ。
何の躊躇もなく、3年生の掲示板がある講義棟3階へ向かった。


3階に着いてエレベータを降り、真っ直ぐ掲示板へ向かった。
俺は出席番号5番だから、名簿の上から5番目だ。
掲示板に近づき、出席番号のかなり早い方の備考欄に「2科目以上、原級」と書かれているのが見えた。
俺の出席番号の周囲に、俺以外に留年しそうな人はいないので、俺のことだとすぐに分かった。
留年が決まった。
・・・是非もなし。


落とした科目を確認する。
ここで、初めて俺は感情を持った。
予想していた病理・微生物の2強コンビを落としての留年ではなかった。
病理・薬理・免疫の3つに×印がついていた。
なぬっ!


12月にあった免疫の再試は確かにできなかった。
だが、免疫の先生は「他の科目によって留年が決まってる人にしか、×はつけない」と公言していたため、今ここではあまり問題ではない。
薬理・・・。
進級発表全体を見渡すと、学年で10人以上の薬理に×がついていた。


「ひどいな」と思った。
薬理は、今年だけなぜか再試をしなかった。
年度の最初に宣言するのならまだしも、「再試を行わない」と発表したのは、後期試験直前だった。
再試なしでこれだけの人数を落とすとは、ひどいもんだ。
呉は「俺、後期で80点以上取ったんですけど、出席日数で落とされましたやん」と言っていた。
呉より後期の点が低く、出席日数も少ない俺は、真っ先に落とされたに違いない。
つぁはぁ〜。


結果的に、俺は前期試験が終わった時点で、薬理に×がついていたことになる。
と言うことは、後期試験で病理を捨てるべきではなかったようだ。
だが、病理を捨てなければ、微生物が合格できたかも怪しいしな。
うーむ・・・。


とは言え、微生物が合格とは意外だった。
後期試験再試は60点はある手応えだったが、それだけでは足りないと思っていた。
「再試ができていれば通す」と微生物の教授はおっしゃっていたが、それは俺みたいな者にまで本当に適用されるんだな。
1日だけど実習を学年でただ1人サボっていたのに、前期試験では学年最低の13点しか取らなかったのに、講義にはただの1度も行っていないのに、それでも通してくれるとは・・・。
有言実行の微生物の教授は素晴らしい。


「薬理、ざっけ・・・」と言いたいところだが、結局、俺が悪い。
唯一出席をチェックされるこの授業に常識的な回数行っていれば、前期や小試験などで人並みの点数を取っていれば、人並みの行動さえしていれば、落とされることはなかったはずだ。
でも、それができなかった。
以前、酒の席で先輩にこう言われたことがある。
「総合的に見ると、おまえは他人が持っていない能力をたくさん持っているすごい奴だ。でも勿体ないことに、周りが全員持っているような基本的な能力を、おまえは持っていないことがある」と。
彼が言いたいことはよく分かるが、俺はどうすればいいのだろう・・・。


そんなことを考えながら、進級発表後、部活のメニューをこなした。
1時間あまりの練習を終え、帰宅。
その後、どう過ごしたかは覚えていないが、夕方がやって来て、スーツに着替えた。
今夜は、宮崎観光ホテルにて、野球部の6年生&看護科4年生の追いコンがあるからだ。
本当はそんな集まりに行ってる場合じゃないけど、6年生には数えきれぬほどお世話になったので、サボるという選択肢は自然と消えた。


ネクタイを締めて、タクシーを呼び寄せて、ミヨシ宅経由で宮観へ向かった。
タクシーの車中では、俺もミヨシも、ほとんど会話をしなかった。
ミヨシも今日留年が決まり、俺と同じく色々と考え事をしているようだ。


宮観に到着し、夕方6時半から追いコンが始まった。
卒業生はサワさんオオミヤさんサカタさん
自然にしてるとどうしても今日は暗くなってしまうので、努めてバカっぽく明るく振る舞った。
それはそれで楽しかった。


当たり前だけど、年を重ねるごとに大学で一緒に過ごした期間が長い人が卒業していく。
今年は俺が入学したときの3年生である、サワさん・オオミヤさん・サカタさんとの辛いお別れだ。
3人は、俺のこれまでの4年間の大学生活でずっと一緒にいた、いて当たり前だった、兄貴みたいな存在だ。
4月からの彼らがいない大学生活が、いまだに想像できない。
うまく表現できないが、とても寂しい気持ちだ。


その後、2次会、3次会と行き、またミヨシとタクシーで帰った。