昼頃起きた。
さて、完成したレポートでも出しに行くか。
すぐに着替えて、学校に行った。
研究棟2階の一解剖の教室を訪れた。
「受付」と書かれているところをノックした。
確かヨシナガ先生は、「受付にいる女の人に提出しておいてくれ」と再試のときに言ってたからな。
受付のドアをノックした。
が、返事がない。
再度ノックをする。
やはり、返事がない。
あらら、ちょうどお昼休みの時間帯か。
ドアは開いていたので、一応、「すいませーん」と言いながら、中を覗いてみた。
すると、奥の方で、「はい」という返事が聞こえた。
男の人の声だ。
この声はもしや…。
一気に緊張感が湧いてきた。
奥から出てきたのは、案の定、ヨシナガ先生。
「あ、あのう、れ、レポート書いて来ました！」と緊張気味の俺。
「おお、そうかそうか！」といつにない上機嫌で、それを受け取った先生。
そそくさと逃げようとすると、「ちょっと待て。何回も来てもらうの大変だろうから、今ここでチェックする」と先生。
つぁはぁ〜！
レポートを流し読みでパラパラとめくる先生。
ドキドキ…。
ん？
いつもと表情が違うぞ。
なんか、レポート見ながらうなずいちゃってるよ！
「うん。よく書けとるじゃないか。合格！」と先生。
やったー！
徹夜で真面目に書いた甲斐があったぜ！
「そう言えば、さっきおまえの噂をしとったとこだったんだ」とヨシナガ先生。
えっ、俺の噂っすか！？
「野球部の2年生とさっき話してな。名前忘れたけど、あの、なんかワイルドなヤツだよ」とヨシナガ先生。
ワイルド！？
とりあえず、キンマルとナカマタではないな。
じゃあ、ツジムラかヤノだな。
ワイルドって言ったら、やっぱヤノかなぁ。
いや、ツジムラもかなり野性味溢れてるよ。
って言うか、ヤノって、ワイルドって言うより、ワイドじゃねえ？
ぷぷぷっ。
結局、「ツジムラですか？」と聞いてみたが、「おお、そんな名前だったような気もするけど…」と曖昧なヨシナガ先生。
ま、どっちでもいいや。
ははは。
ヨシナガ先生に、「じゃ、あとは野球頑張れよ！」と励まされ、一解剖を後にした。
何度も言うけど、とてもいい先生にゃー。
今日は部活がない。
その代わり、顧問のセトヤマ教授宅で、バーベキューがあった。
昼飯を食ってなかったので、たくさん食べた。
しかも、いいお肉を用意してくださっていて、とてもおいしかった。
エビスもうまかった。
あと、セトヤマ先生の、ベイスターズ種田のモノマネも面白かった。
セトヤマ先生、ありがとうございました。
帰宅して、暇だったので、ミヨシと夜中にゲームした。
ミヨシ忍者が、めちゃくちゃ強いキャラに珍しく襲われてた。
超爆笑した。
助けにも入らず、俺はずっと笑ってた。
