あわにゃん日記

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miyo

今朝9時、ケータイの着信で目覚めた。
マネージャーのオオグシのモーニングコールだ。
おお、そう言えば、俺んちに泊まった九大の方たちを、送って行くんだったにゃ。
奇跡のミヨシ宅を名残惜しく出て、ミヨシの運転で俺んちまで乗せてもらった。


九大のマネージャー5人を、俺とミヨシの車2台で、彼らの集合場所に送って行った。
車中、九大のマネージャーに、「あの広い家に1人で住んでるんですか?」と聞かれた。
今は1人だけど、昔はもう1人一緒に住んでたかにゃ…。
って、ざっけんなよ!


九大のマネージャーと別れ、今日はミヨシと2人でショッピングに出かけた。
ま、ショッピングと言っても、服や靴を買うわけではない。
俺たちは、そんなものには全く興味がない。
パソコンショップに向かった。


色々と購入し、昼2時頃、2人で俺んちに帰宅した。
九大のマネージャー5人が過ごした部屋に初めて入ると、ほのかに香水の匂いがするだけで、ほとんど滞在した形跡がなかった。
テレビとクーラーぐらいしか、いじられてなかった。
もっと、自由に過ごしてもらって良かったのににゃ。
そう言っとけば良かったにゃ。


ミヨシも俺も、ショッピングに疲れて、眠くなった。
2人とも昼寝した。
寝転がると、枕からいい匂いがした。
ぐへへ、女の子の匂いだ。
だはははは。


夕方、待ち望んでいた最後の宅配便がやって来た。
これで、全ての部品がそろった。
それを機に、俺とミヨシは作業に取りかかった。


その作業とは、「パソコン組み立て」だ。
組み立てはちょっと大変だけど、同じ予算なら遥かに良いものが作れる。
俺は組み立てた経験はないけど、ミヨシは経験豊富で、俺のパソコンを作ってくれることになっていた。
1ヶ月以上前に企画され、ようやく今日が実現の日だ。


ミヨシは、めちゃくちゃいい奴だ。
俺の要望と予算とを照らし合わせ、パソコンの部品を選んでくれた。
パソコンの部品を選ぶと言っても、性能と価格で決めるという単純な問題ではない。
いくらいい部品同士でも、相性の問題があって、不具合が生じることがある。
ミヨシはインターネットで色々調べてくれて、完璧に部品を選んでくれた。
2ちゃんねるの書き込み、2万件ぐらいは読んだな。」と、軽く言ったミヨシ。
俺のためにそこまでしてくれるミヨシは、めちゃくちゃいい奴だ。


それだけではない。
ミヨシは選んだ部品を最も安く買うために、色々と店を調べてくれた。
と言っても、インターネットで一番安い店を探すという単純な作業ではない。
10個の部品を10個の店から買うと、送料が10店分かかってしまう。
送料まで考慮し、どの店からどの組み合わせで購入すれば一番安くなるかを調べてくれた。
考えただけでも面倒な作業だ。
俺のためにそこまでしてくれるミヨシは、めちゃくちゃいい奴だ。


夕方6時に組み立てを始めて、朝6時にパソコンは完成した。
俺も必死に手伝ったけど、難しいところは全部ミヨシがやってくれた。
明日朝から授業なはずなのに、いくら俺が遠慮しても、ミヨシは眠い目をこすりながら最後まで完成させてくれた。
予算25万円で、超優秀なパソコンを手に入れることができた。
市販のメーカー製の25万のパソコンじゃ、足元にも及ばないくらい優秀だ。
ミヨちゃん、ありがとう!


今回の一連のパソコン作成で、俺はミヨシのことをスゴイと思った。
俺よりもパソコンに詳しいミヨシも、どんな再試地獄からも進級してしまうミヨシも、次から次に流行語を生み出すミヨシも、たいしてスゴイとは思わない。
でも、自分には何の得もないのに、他人のためにここまでできるミヨシは、めちゃくちゃスゴイと思う。
ミヨシは、尊敬に値するぐらい、本当にいい奴だ。


Windowsの初期設定で、パソコンに名前をつけることができるのだが、俺は感謝の念を込めて、「miyo」と名付けた。
ミヨシが作ってくれたmiyoは、間違いなく俺の宝物となるだろう。
でも、本当の俺の宝物とは、miyoを作ってくれたミヨシという親友なのかもしれない。