あわにゃん日記

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野球禁止令

今日は少し寝坊して、30分遅れで解剖に行った。
教室にこっそり紛れ込んで、自分の班のところに行って、まずは遅刻の謝罪だな。
もう慣れちゃったな。


だが、今日は違った。
俺の班のところだけ、誰もいない。
1人ぐらいいないことはあっても、3人ともいないなんて初めてだ。
や、やべえ、俺の度重なる遅刻にキレた3人が、遂にボイコットか!?
1人で実習やれってか!?


俺がテンパって泣きそうになっていると、隣の班の人が笑いながら教えてくれた。
どうやら、今日はウチの班が当番の日で、準備室でアルコールの準備とかしてるらしい。
なーんだ。
あー、ビビった。


準備室にいた班員に合流し、今日も解剖をやった。
最近ずっと、ツジちゃんと2人で関節を担当していたけど、今日は俺たちは頭部に回され、残りの2人が関節をすることになった。
ツジちゃんは、「いつからあわにゃんとペアにされちゃったの?」と他の班員に文句を言っていた。
ざっけんな!
光栄だろ!


と言うわけで、今日は頭部をやった。
頭部は細かくてしかも重要なので、今日はいつもより集中してやった。
今日は眼球摘出という作業をした。
目ん玉って、意外と小さいにゃー。
ほうほう、この筋肉で目玉を動かしてるのね。
なるほどー。


今日はそんなことをやっていた。
ふと、机の上を見やると、金曜に済んだつもりだったスケッチがまた返却されていた。
つぁはぁ〜。
またやり直しにゃー!


そんなところへ、解剖のヨシナガ先生がやって来た。
先生「アワヤ、スケッチあと少しだから頑張れ。木曜の試験勉強はやっとるか?」
俺「いや、今日から勉強始めようかなって…」
先生「今度はかなり頑張らないと駄目だぞ。野球とかしとる場合じゃないぞ。」
俺「はぁ…」
先生「ここに野球部の幹部はおるのか?」
俺「フカオが副キャプテンっす…」
先生「分かった。話つけとくから。」


しばらくして、フカオがやって来た。
俺が部活行かないことを了承させられたらしい。
と言うわけで、木曜の試験まで部活に行かず、勉強に集中することになってしまった。
つぁはぁ〜。


解剖を終え、残ってスケッチを完成させた。
先生に持って行くと、ようやくスケッチは合格した。
しかし、ホッと一息つく間もなく、「じゃ、次は試験に集中しろ。」と、先生からありがたいお言葉を頂戴した。
「は…、はい! 頑張りますっ!」


と言うわけで、実習室が閉まる夜9時まで残って勉強をした。
同じく残っていたタケシゲが資料くれて、その上、自分が勉強したところを教えてくれた。
ふんふん、分かると楽しいにゃー!
シゲちゃん、ありがとー!


いやー、勉強しなきゃいけない状況になっちゃったにゃー。
でも、ヨシナガ先生、いい先生にゃー。
俺みたいな学生には単位やらなきゃいいだけなのに、本気で心配しくれて、その上わざわざ勉強に集中する状況まで作り出してくれるなんて…。
泣けてくるにゃーん!
先生の優しさを裏切らないためにも、木曜の試験、頑張るにゃーん!