ミムさんちから帰って、朝5時頃眠った。
今日は朝から薬理学の授業。
だが、寝坊してしまった。
起きたら朝9時。
慌ててミムさんにメールするも、「もう出席取ったよー」との残酷な返信。
仕方なく、二度寝した。
次に起きたら、夕方4時だった。
今日は夜7時から四海楼で学祭関連の飲み会のため、部活は休みだった。
だが、俺は重大なことを思い出した。
おっ、昨日スケッチ途中で切り上げたんだった!
飲み会までの間に、何とか終わらせよう。
急いで学校へ行った。
今日は実習室に5人くらいしかいなかった。
でも、俺以外の人は、テスト対策のために来ていたマジメな人たちだった。
まだスケッチ終わってないのって、そりゃ俺くらいだよにゃー。
ソーケンさんだって終わらせてるもんにゃー。
だはは。
夕方6時半頃、ようやく自分的に完成した。
ちょうどヨシナガ先生が実習室にいらっしゃったので、見ていただいた。
が、しかし・・・。
次々と欠点を指摘される俺のスケッチ。
ひょえー!
まだ帰れないにゃー。
結局、修正が終わったのは夜9時だった。
先生がいなかったので、教卓の上に提出して帰った。
でもまあ、今度こそ大丈夫だろう。
どうしよう、またやり直しだったら・・・。
つぁはぁ〜。
腹が減ったので、1人で風来軒に行った。
帰宅すると夜10時。
飲み会は諦め、1人でボーっとしていたら、電話が掛かって来た。
「今からでも遅くないから、来いよ!」と、後輩のナカマタに言われた。
あと1時間ちょっとの飲み会のために、市内まで行くの?
めんどくせーから、行かないにゃー。
その前にナカマタ、なんでタメグチなんだよ!
ざっけんな!
家でビールを飲もうかと思ったけど、どうせ迎えに呼ばれると思って我慢した。
案の定、夜12時頃、迎えに呼ばれて車をかっ飛ばして市内へ。
車に乗り込んできたのは、フカオ・タナカ・ミヨシ・ウラヤマだった。
ざっけんな、全員男じゃねーか!
でも心優しい俺は、顔色ひとつ変えずに彼らを車に乗せた。
運転していた。
すると、急にフカオが、「ビニール袋貸して!」と言った。
ビニール袋を手にしたフカオは、急いでそれで口元を覆い、逆流を始めた。
ざっけんなよ!
でも心優しい俺は、顔色ひとつ変えずに最寄のトイレまで車を運転した。
やっとのことで、最初の目的地である、加納のミヨシ宅に到着した。
が、到着した途端、ミヨシだけじゃなく全員が車を降り、みんなそれぞれ逆流や立ち小便を始めた。
ざっけんなよ!
でも心優しい俺は、顔色ひとつ変えずに黙って車の中に1人で座っていた。
10分ぐらい待って、やっとみんな落ち着いたので、車を走らせた。
だが、ちょっと体力を回復したウラヤマがゴソゴソし始めた。
何をするかと思ったら、車のサンルーフを全開にして、天井から身を乗り出した。
そして、彼は道行く通行人に叫んだ。
「みんな、明日も頑張ろぉぉぉぉ!」
ざっけんなよ!
おまえ、頑張りすぎだよ!
こんな感じでみんなを送り届け、何とか無事に家に戻った。
家に帰り、タナカがくれたお土産のタコヤキを食った。
うーん、おいしいにゃーん!
このタコヤキで、今夜初めて俺の顔色が明るくなった。