あわにゃん日記

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キャッチボール

朝8時に寝たので寝坊するかと思ったけど、おととい寝坊したばかりだったので、気合で起きた。
そして、昼1時から解剖に行った。


今日の解剖は、前回と同じく、ツジちゃんとずっとしゃべっていた。
2人とも語尾に「にゃー」をつけて、何時間もしゃべりながら解剖した。
ツジちゃんもいつの間にか、あわにゃん色に染まってるにゃー。
ツジちゃんまでナカマタみたいにキモくなっちゃったら、どうしよう。
ま、いいや。知ったことじゃないのにゃーん。
そう言えば、おとといの日記に「ツジちゃん」と名前を載せたことに怒ってたにゃー。
ま、いいや。これも知ったことじゃないのにゃーん。


解剖は夕方6時くらいに終わった。
でも、まだ帰れない。
俺には、スケッチが待ってるのにゃーん。


スケッチは、月曜までに「完成」させねばならない。
でも、まだちっともできてない。
明日は飲み会で、あさっては試合で、日曜は多分実習室閉まってるから、今日完成させるしかないにゃーん。
がんばるにゃーん!


ひたすら遺体を見てスケッチしていた。
すると、目の前にいつの間にかミムさんが座ってて驚いた。
ミムさんは、「ねえねえ、キャッチボールの相手してよー」と甘えてきた。
ざっけんな!
俺には今日しかないんだよ!


でも、ミムさんはあさっての先発ピッチャーだし、俺はファーストでスタメンだ。
それなのに2人とも、今週は解剖や雨天のため、1回もグラウンドで練習してない。
やっぱ、キャッチボールしたいにゃーん!
ま、テキトーにスケッチして、家で清書すればいいや。


解剖を終え、外に出ると、もう真っ暗だった。
仕方なく、体育館でキャッチボールすることになった。
が、体育館に行くと、バスケ部が練習していた。
しょうがないにゃー、先にメシでも食うにゃん。


1時間後に体育館に戻り、体育館の隅っこでキャッチボールを始めた。
最初は軽く投げていたのだが、ミムさんは肩が暖まってくると、剛速球を投げ始めた。
体育館は薄暗く、見えにくかった。
でも、万が一ボールをスルーすると、バスケ部員や体育館の壁を破壊してしまうので、集中して捕球した。
かなり緊張したキャッチボールだった。


夜10時くらいにキャチボールを終えた。
ミムさんから、「おまえ、こんなに暗いのによくボール捕れたな。」と褒められちゃった。
だはは。
俺もいい練習になったにゃー。
これで、あさっては、内野からの送球もバッチリ取れるにゃん!


帰宅して、のんびりしていたら、マツバラから電話が掛かって来た。
今ミムさんちで遊んでて、俺も来いとのこと。
俺は1人ぼっちが好きなんだけど、ま、たまには誰かと遊ぶのもいいかな。
ミムさんちに行った。
そして、ゲームしたり、テレビ見たりして過ごした。
深夜2時頃、ミムさんが眠り、それからマツバラと2人で遊んだ。
深夜4時頃、マツバラも力尽き、俺はそっとミムさんちを去った。