昨日で試験が終わり、急に暇になった。
とは言っても、何もすることがない。
何をするわけでもなく、のんびりと過ごし、夕方に眠った。
次に起きたら、夜11時だった。
目覚めの一服をしようと、タバコの箱に手を伸ばす。
だが、1本も入っていない。
ざっけんな!
寝起きが一番吸いたいときなんだよ!
と言うわけで、コンビニにタバコを買いに行くことにした。
上着を羽織って玄関に行った。
すると、下駄箱の上に、プレゼント風の赤い包装紙でラッピングされた、全く見覚えのない小箱があった。
ん?
なんじゃこりゃー!?
玄関のドアを見ると、カギが開いていた。
きっと誰かが玄関を開けて、下駄箱の上に置いていったのだろう。
爆発するかもしれないと思いつつ、恐る恐る開けてみた。
すると、中には美しい小さなチョコレートが9つ並んでいた。
ん!?
ま、まさか、今日は・・・。
日付を確認した。
ぬおー、今日はバレンタインデーじゃねえか!
誰かが俺のためにチョコレートを持ってきてくれたのかー!!
興奮すると同時に、少し怖くもあった。
何の置き手紙も残されていなかったので、誰がくれたものかサッパリ分からない。
気味悪いな。
あ、ケータイを見てみよう!
すると、案の定、チョコレートを置いていった人から、メールが届いていた。
おお、○○さんがチョコレートをくれたのか!
ありがてえなー!
いただきまーす!
久々に食べたチョコレートは、とても美味しかった。
優しさの味がした。
俺みたいな廃人にチョコレートをくれるなんて、どんだけ優しい子なんだよ!
何かのボランティア精神かな?
って、ざっけんな!
チョコレートをくれた約1名の方、ありがとうございました!