あわにゃん日記

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石田三成

今日は昼に起きた。
またまた戦国時代に足を踏み入れると、ミヨシがいた。
ミヨシは俺を見つけるなり、「俺、死にたい」と言い始めた。
何なんだ、こいつは。


聞くところによると、病理の再評価などの学校関連、野球の練習関連で、忙しくなっていくことがたまらなく嫌らしい。
うーん、気持ちは分かるけど・・・。


ミヨシは、ずっと「死ぬ」を連呼していた。
ここまで死にたげなミヨシは初めて見たので、だんだん心配になってきた。
すると、急にミヨシは、「メシ食おう」といい始めた。
ざっけんな!
死ぬヤツがメシ食うな!


でも俺は、こんな話を思い出した。
関ヶ原の戦いで敗れ去った西軍の実質的総大将・石田三成は、処刑場まで移送されていた。
三成は喉が渇いたので、警護の人間に水を所望した。
警護のものは「水は無いが、柿がある。代わりにそれを食べろ」と言った。
すると三成は、「柿は痰の毒であるので食わない」と答えた。


警護の者は、「もうすぐ首を切られる者が、身体の心配をして何になる」と笑い、三成を馬鹿にした。
だが三成は泰然として、「大志を持つものは、最期の時まで命を惜しむものだ」と答えたという。


三成は最後まで命を惜しんでいるので、ミヨシとは全く逆なのかもしれない。
でも、三成が生へのこだわりを見せたのと同じように、ミヨシは死へのこだわりがあるのではないだろうか。
「腹を満たさずして死ねようか」みたいな。
メシを食うことのためだけに生きているようなミヨシなら、充分に考えられる。
だはー。


俺は全然腹が減ってなかったけど、とても心配になり、ミヨシとメシを食いに行った。
ところが、実際に会ってみると、ミヨシはいつものミヨシだった。
ざっけんな!
元気じゃねーか!


ちょっと安心した。
ミヨシも他人に会って心を落ち着かせたのか、もはや「死ぬ」とは言わなくなった。
だが、「学校にも部活にも行かない」ということだけは、断固撤回しなかった。
つぁはぁ〜!


部活の始まる時間である昼3時が近づき、俺は部活に行くことにした。
「じゃ、先に行ってるからな。気が向いたら来いよ」と言って、ミヨシと別れた。
ミヨシは「絶対行かないよ。ずっと戦国時代にいるし!」と言っていた。
ざっけんな!
ま、死ぬよりいっか。


と言うわけで、少々遅れて部活へ行った。
ミヨシは今日は来ないものと諦めていた。
ところが、1時間ぐらい経って、ミヨシはヒョッコリやって来た。
ざっけんな!


聞くところによると、戦国時代に行こうとしたら、週に一度のサーバーのメンテナンス中だったため、行けなかったらしい。
まー、そんなことだろうと思ったけど、とりあえず良かった良かった。
だはー。


今日は本格的な練習の初日だったので、とても疲れた。