あわにゃん日記

はてなダイアリーサービス終了に伴い、はてなブログに引っ越しました。

真夜中の電話

困って助けを求めてきた者に腹を立てる奴は、医者をやる資格がない。
そう、俺は肝に銘じて生きている。


とっくに日付が変わって眠りに落ちていた頃、病棟から電話があった。
「こんな時間にすみません…。」と申し訳なさそうな看護師さん。
彼女が恐縮しないように、「大丈夫っす! 起きてました!」と俺は小さな嘘をつく。
そして、昼間の俺より1.5倍くらい高いテンションで、努めて元気よく相談に応じる。


「夜中につまんないことで電話してきやがって」なんて陰で言ってる奴もいるけれど、そんなことで腹を立てる奴は、つまんない電話が減る代わりに、きっとそのうち本当に大事なことも相談されなくなるだろう。
だから、また看護師さんが電話を掛けてきやすいように、「その電話、待ってたよ!」くらいのテンションで電話に出るようにしている。
クソ人間の俺にしては珍しく、なかなかいい心がけだと思っている。
だはー。


でも、電話を切った後、ふと思った。
普段、病棟では無愛想な俺が、夜中に電話すると異様にテンションが高い…。


って、ざっけんな!
まさか、「酔っ払ってる」って思われてんじゃねーのかよ!
「アワヤ先生って、いつ電話しても酔っててキモいんだけど!」なんて、看護師に噂されてんじゃねーのかよ!
「今夜もどうせ酔ってるから、こんな大事な相談はやめとこう」なんてなったら、本末転倒じゃねーか!
つぁはぁ〜!


って、考え過ぎかにゃ?
根は暗い人間だから、慣れないことをすると不安になってくるにゃー。
まあ、いいや。
だはー。


そんなわけで、電話で目が覚めてしまったので、久々に日記更新してみたにゃー。
消化管グループでの研修もあと4日間。
最後まで頑張っていくにゃー!
取りあえず、もう一眠りするにゃー!
おっけーおっけー!



【後日追記】
俺は別に優しいわけじゃないにゃー。
優しい人間ではないからこそ、このような努力が必要なわけだにゃー。
本当に優しい奴ってのは、こんなことを意識せずに出来る奴のことだにゃー。
だはー。