あわにゃん日記

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キュウリ

3連休の最終日。
明日は小テストだから、今日こそ勉強しなきゃにゃー。
つぁはぁ〜。


ところで、昨日は「ブロッコリー」について書いたが、実はあんなことを書きたかったわけではない。
本当は「キュウリ」について書きたかった。
でも、書いてるうちに変な方向へ流れてしまい、結局「ブロッコリー」について書いてしまった。
だから、今日こそ「キュウリ」のことを書くにゃー!
だはー。


先週の水曜日、俺は当直実習のため、夜も病棟に残っていた。(→2010年1月6日の日記参照)
この実習は小児科特有のもので、学生が1人ずつ、2週間のうちのどこか1日だけやらなければならない。
ごくたまに急患が来るらしいが、ほとんどの場合は夜9時半くらいまで学生控え室で待機するだけなので、そんなに大変ではない。
しかも、夕食は当直医がおごってくれるらしい。
おっけおっけー!


と言うわけで、学生控え室にいたら、夕方6時半頃、当直医の先生が俺を呼びに来た。
ついて行ってみると、医局で出前のメニューを渡され、「今から注文するけど、何がいい? 遠慮せず、好きなもの頼んでいいよ!」と先生。
昨日書いた通り、俺は好き嫌いが多いので、こういう場合は「自分が食べたいもの」ではなく、「残さずに済むもの」を選ぶ。
おごっていただくのに、嫌いな食品を残すというのは、とても失礼だと思うからだ。


メニューを見ると、「カレーライス」に目が止まった。
カレーならば、俺の嫌いな食べ物は何一つ入っていない。
しかも、このメニューの中で、値段が一番安い!
完璧な選択だにゃー!
だはー。


すると、「値段で決めたでしょ? そんな安いのじゃなくて、もっと高いのにしなよ!」と笑う先生。
って、ざっけんな!
その優しさ、ありがた迷惑だし!
俺にはこれしかないんだよ!


そこで、「いえ、本当にカレーライスが食べたい気分なんです!」とか訳分かんないことを言って、カレーライスを注文してもらった。
そして30分後、「出前、届いたよー!」と再び先生が学生控え室に呼びに来てくれて、医局で一緒にメシを食うことになった。
わーい!
はらぺこりんで、待ちわびてたにゃー!
だはー。


医局にお邪魔し、届いたばかりのカレーライスと対面した。
・・・一気に血の気が引いた。
・・・嫌がらせかと思った。
なぜなら、俺がこの世で最も嫌いな食べ物である「キュウリ」が、カレーの器の中にいるではないか!


って、ざっけんな!
なんでカレーにキュウリがいるんだよ!
他のメニューには「サラダ付き」とか書いてあったりしたけど、カレーライスには書いてなかったじゃねーか!
サラダが無いからキュウリの心配はないと思ってたら、カレーの器の端っこの隔離されたスペースに、ミニサラダが混入されてるのかよ!
ざっけんなー!!


焦りを隠しながら、カレーライスの器のラップを取り、先生と一緒に食事を始めた。
先生と会話をしたり、一緒にNHKのニュースを見たりしながら、「このキュウリ、どうしよう・・・」とずっと考えていた。
薄くスライスされたやつでも吐きそうになるのに、このミニサラダのキュウリは、リンゴのウサギさんみたいな形にカットされていて、4cmくらいある「大物」だ。
うーん、食べると確実に「おえっ!」ってなるな。
先生におごっていただいてるのにキュウリを残すのと、無理に食べて「おえっ!」ってなるのは、どっちが失礼だろう・・・。
どっちも失礼だにゃ・・・。
つぁはぁ〜。


俺は早食いで、小さい頃から「もっとよく噛んで食べなさい!」って怒られてきた。
でも、今日はキュウリをどうすればいいのか悩んでいたので、俺の食事はめっさスローペースだった。
すると、それがチャンスを生んだ。
一足先に食べ終わった先生が、医局の隅っこの流し台へ、食器を洗いに向かったではないか!
ぬおー!
これは千載一遇の好機到来だにゃー!!


周囲を見ると、探していたティッシュは近くに無かったが、カレーライスの器にかぶさっていたラップを見つけた。
俺はマッハの速さでそのラップを広げると、キュウリをラップの中に包み込み、手の中に隠した。
そして、残りのカレーライスを一気に胃袋へ流し込むと、俺も席を立ち、食器を洗いに向かうと見せかけ、その途中にあるゴミ箱にキュウリを捨ててやった。
よし、これで完全犯罪にゃー!
おっけーおっけー!


食器をキレイに洗い、先生にご馳走になったお礼を丁重に述べ、医局を後にした。
ふうー、何とかなって良かったにゃー。
食べ物の好き嫌いが強いと、こういうとき困るにゃー。
つぁはぁ〜。