あわにゃん日記

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舞台裏

今夜はテレビを2番組見た。
1つ目は、年末によくある「警察密着24時」的な番組だ。
悪質な犯人が捕まるのが爽快で、この手の番組は結構好きだ。
放送してると、かなりの割合で見てしまう。
だはー。


今夜の番組の司会はSMAP稲垣吾郎で、車上荒らし・ひき逃げ・米泥棒などの犯人が捕まるところを放送していた。
被害者を見てると、犯罪者って憎たらしいな・・・。
どんどんとっ捕まえて欲しいにゃー。
だはー。


番組の中で、稲垣吾郎がひき逃げ犯について、「逃げるなんて、絶対に許せません」的なことを言っていた。
そうだそうだ!
とっ捕まえろ!
・・・ん?
待てよ。
稲垣吾郎って、駐車違反で警察の職務質問を受けたとき、逃げたんじゃなかったっけ?
・・・おまえも、ざっけんな!


その番組が終わり、チャンネルを逆にする*1と、「スポーツの舞台裏」的な番組をやっていた。
今年のWBCWorld Baseball Classic)決勝戦の舞台裏についてだった。
ご存じの通り、決勝は日本VS韓国で、9回裏に3-3の同点に追い付かれるものの、10回表のイチローの2点タイムリーが決勝打となり、5-3で日本が勝った。
その10回表にイチローに打たれた場面の韓国サイドの舞台裏の話だった。


2死1・3塁でイチローが打席に立った。
1塁ランナーの岩村が盗塁し、2死2・3塁になったとき、俺は「こうなったら敬遠だろな」と思った。
2・3塁よりも満塁の方が遥かに守りやすいし、何よりバッターは世界のイチローだからだ。
しかし、韓国バッテリーに歩かせる様子はなく、結局、イチローに決勝打を打たれてしまった。


試合後、韓国代表の監督が「私はイチローの敬遠を指示した」と言ったことで、韓国では大騒動となった。
「本当に監督はサインを出したのか」「出したならば、なぜ伝わらなかったのか」「伝わっていたとしたら、誰が無視したのか」など、テレビで特番が組まれる程の大騒ぎだったらしい。
結果的にイチローに痛打を食らった林昌勇(イム・チャンヨン)投手は、「こいつがサイン無視をしたのではないか」とメディアからのバッシングを受けた。
本人は否定もせず、沈黙を保っていたので、「林昌勇投手のサイン無視」が大方の見方だった。


しかし、今回の番組で、真相が明らかになった。
サイン無視をしたのは、林昌勇投手ではなく、投手コーチだったらしい。
「宿敵・イチローを倒さなければ、真の優勝はない」と、監督から出たサインを無視し、キャッチャーへと伝えなかったというのだ。
って、ざっけんな!
犯人はおまえだったのかよ!


でも、投手コーチの話を聞いてると、本人はひどく反省しているようで、言いたいことも分からないわけではなかった。
監督も「サインが伝わらなかったのは、日頃、スタッフと意思疎通ができてなかったためで、その責任は私にある。」と投手コーチをかばっていた。
林昌勇投手も「結局、私がイチローを抑えていれば、何も問題無かったんだ。打たれた自分が悪い。」と言っていた。
そんなお互いをかばい合い、自分のみを責めている彼らを見たら、何となく韓国野球が強い理由が分かった。
だはー。


舞台裏で何があったにせよ、あんな場面であんな美しいヒットを打てるイチローが、一番素晴らしい。
・・・。
・・・・・・。
って、ざっけんな、俺!
結局、結論はそれかよ!




*1:民放が2局しかない宮崎では、片方からもう片方へチャンネルを変えることを、「逆にする」と言うらしい。