あわにゃん日記

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ギプス

整形外科のポリクリ3日目。
今日は朝9時からで、午前中はずっと講義だった。


午後は、ギプス実習があった。
骨折したときなどに使用するギプスを、実際に装着したり、電動カッターを使って外したりする実習らしい。
へえー、楽しそうだにゃー。
だはー。


「じゃあ、見本を見せますねー!」と先生。
先生の一番近くにいたアゴーくんが実験台に指名され、先生にギプスを装着された。
ふむふむ、石膏をつけて濡らした包帯を巻くわけね!
おっけーおっけー!


今回は橈骨遠位端(手首あたり)の骨折という設定だったので、見本のアゴーくんは前腕(肘から先)、手首、手を包帯でグルグル巻きにされていた。
数分待ってギプスが固まり、骨折部位が固定されたことを確認して、先生は電動カッターで慎重にギプスを外した。
そして、「さあ、これが一連の流れです! さあ、皆さんも2人組になってお互いにやってみましょう!」と先生。
よし、やるか!
おっけーおっけー!


俺はアオヤマくんとペアになった。
俺たち2人は長袖白衣を着ていたのだが、先生は俺たちを見て、「君たちは白衣脱いだ方がいいですよ!」と言った。
それもそうだにゃー。
腕まくりするのも面倒だしにゃー。
だはー。


すると、その様子を見ていたイカワくんが言った。
「僕も、白衣脱いだ方がいいですか?」と。


って、ざっけんな!
意味わかんねーし!
先生が「白衣を脱げ」と言ったのは、俺とアオヤマくんが長袖の白衣を着てるからだし!
おまえ、思いっきり半袖じゃねーか!
そもそも、見本のアゴーくんは半袖白衣を着たまま、ギプスを装着されてたじゃねーか!
何を見てたんだよ!
ぷぷぷっ!


イカワくんのマヌケな質問に笑った後、班員同士でギプスを装着した。
ギプスが固まるまでの待ち時間、ヒマそうな俺たちに先生がクイズを出してきた。
「今から出すクイズに班員6人連続で正解を出したら、褒めてあげます! 今年はまだ1班しか達成してませんから、頑張ってくださいね!」と先生。
ま、達成したところで何があるわけでもないけど、頑張ってみるか。
だはー。


「まず、最初の3人には、日本の全ての病院の全ての患者さんの中で、主訴(患者が訴える症状)が多い1〜3位を答えてもらいます!」と先生。
患者さんが病院に来る理由として、最も多いものかぁ・・・。
うーん、何だろう・・・。
整形外科の先生が問題に出すってことは、多分、整形外科疾患だろうな・・・。


班員たちは、しばらく無言で考えた。
そして、最初の解答者だったアゴーくんが、恐る恐る「・・・『腰痛』ですか?」と言った。
すると、「すごい! 正解!」と先生。
おお、さすがアゴーくんだにゃー!
まずは1人目、正解だにゃー!
だはー。


そして、2人目の解答者のイカワくんに注目が集まった。
イカワくんは何と答えるのだろう?
2人連続正解なるか!?
だはー。


しばらく考える時間をくれた後、「さあ、答えは決まったかな? 2人目の人、どうぞ!」と先生。
すると、イカワくんがようやく重い口を開けた。


イカワくん「すいません。よく聞いて無かったんですけど、質問は何ですか(苦笑)?」


って、ざっけんな!
おまえ、質問、聞いてなかったのかよ!
「質問にみんなが悩む→1人目のアゴーくんが正解を出して歓喜に湧く→2人目のおまえの解答に注目が集まる」というこの5分間を、一体おまえはどう過ごしてたんだよ!
ぷぷぷっ!


やっぱり、イカワくんは面白いにゃー。
イカワくんは、一体いつも何を考えているのだろう?」という疑問は、先生のどんな質問よりも難しいにゃー。
だはー。