耳鼻咽喉科のポリクリ初日。
今日からポリクリは、教授が厳しいことで有名な耳鼻咽喉科だ。
とりあえず、遅刻するとめっさ不機嫌になるらしいので、早起きしておいた。
だはー。
集合時間は朝8時半だった。
俺は1時間以上前に起き、朝風呂に入り、8時10分頃に家を出た。
車を運転しながら、いつも通りケータイがマナーモードになってるか確認したら、不在着信を見つけた。
昨日、変なメールをたくさん送って来た、班員のイカワくんからだった。
ん?
10分前に着信?
ちゃんと早起きしてんじゃん。
でも、何の用だろう?
気になったので、折り返し電話してみた。
すると、「アワヤさん、今どこですかー?」とイカワくん。
「今? 永田のファミマの信号だよー。どうした?」と答えると、「良かったー! んじゃ、今から俺ん家に迎えに来てください!」とイカワくん。
って、ざっけんな!
おまえんち、大学から徒歩5分じゃねーか!
なんでわざわざ迎えに行かなきゃいけないんだよ!
3分後、イカワくんちに到着すると、ニヤニヤしたイカワくんが車に乗り込んできた。
「すいません、アワヤさん。でも、助かりました!」とイカワくん。
って、ざっけんな!
おまえ、めっさ酒臭いし!
いったい、いつまで飲んでたんだよ!
聞くところによると、イカワくんは朝5時まで飲んでいて、そのまま一睡もせずに今に至るらしい。
まだ酒が残ってるらしく、2人で学校へ到着した後、イカワくんはずっと班員たちに絡みまくっていた。
って、ざっけんな!
教授の前ではおとなしくしとけよ!
朝8時半、教授が登場し、これからの2週間の説明を受けたり、自己紹介したりした。
朝10時からは、耳鼻科の先生に診察方法を教わった。
耳の中とか鼻の中とか、他の科では診察する機会が全く無かったので、知らないことばかりだった。
よく医者のイラストなんかで描かれている「額帯鏡*1」を貸し出され、診察練習を行った。
初めてのことばかりでなかなかうまくいかず、班員全員分の検査をしていたら、昼休みを挟んで夕方5時までかかった。
と言うわけで、今日は班員たちと、耳や鼻の穴、口の中などをずっと見たり見られたりして過ごした1日だった。
もちろん、普段は他人に見せるような場所ではないので、最初は羞恥心があった。
しかし、次第に感覚がマヒしてきて、途中からは「好きなだけご覧ください!」という感じだった。
もしポリクリ班に好きな異性がいたりしたら、苦痛な実習だろうにゃー。
百年の恋も冷めるかにゃ?
だはー。
そう言えば、診察の間に挟んだ昼休み、外のベンチで弁当を食べていたら、元野球部で4年のジーカーが現れた。
いつもはニヤニヤした顔で近寄ってくるジーカーだが、今日はなぜか、まるで怒ってるかのような神妙な表情だった。
そして、そのままの表情で俺に近寄って来て、彼は言った。
ジーカー「僕は毎日あわにゃん日記に投票しています。なのに、アワヤさんは全然日記を更新してくれません。なぜ日記を更新しないのか、30文字以内で答えよ!」
って、ざっけんな!
何のための文字数制限だよ!
俺には俺のペースがあるんだよ!
ほっとけよ!
そもそも、おまえのために日記は書いてないし!
俺の日記の読者が100人いるとしたら、俺はおまえ以外の99人のために書いてるし!(→2008年6月14日の日記参照)
だから、他の99人からの苦情は受け付けても、おまえの苦情だけは死んでも受け付けないし!
ざっけんなー!
*1:電球の明かりを反射して耳や鼻の穴を明るくし、鏡の中心にあいた孔から観察する、額に装着する反射鏡。耳鼻科医のシンボル。