あわにゃん日記

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プロジェクター

皮膚科のポリクリ9日目。
今日はセトヤマ教授による皮膚科の総括(2週間勉強したことを発表し、教授の最終評価を受ける場。)がある。
本来は、ポリクリ最終日(明日)にあるはずなのだが、明日は教授が出張のため、今日に変更になった。
と言うわけで、今日は若干早起きして、発表の準備をした後に学校へ向かった。


そして、朝9時半から総括が始まった。
最初に「ちゃんと勉強してきたかな? あと、プロジェクター*1の使い方も勉強したかな?」と教授。
・・・固まる班員。
誰もプロジェクターの使い方を知らなかった。
しまった!
・・・ま、何とかなるさ!


しかし、何とかならなかった。
何度試行錯誤しても、スクリーンには何も映らなかった。
このプロジェクターは、カンファレンスのときはいつも使われているが、普段は若手の先生が操作しているため、学生も教授も使い方を知らない。
プロジェクターと格闘しながら、ただただ無駄な時間が過ぎていくだけだった。
や、やばい!
教授がイライラし始めているにゃー!
イライラの中での総括とか、最悪だにゃー!
つぁはぁ〜。


前半の発表は俺のいない方の3人グループだったので、俺は座って見守っていたのだが、場の空気が急激に悪くなっていくのを感じ、俺もプロジェクターとの格闘に加わった。
うーん・・・。
どうすれば映るかにゃ・・・。
あ、このボタンじゃねえ?
ポーン。
・・・映ったぁ!
やったー!!


すると、イライラしていた教授が、「アワヤ、やるじゃないか! 皮膚科で初めていいとこ見せたな!」と急に満面の笑みになった。
ふう、間に合ったー!
教授を怒らせなくて、良かったにゃー!
って、初めての活躍で悪かったっすね!
だはー。


その後、1時間ずつ2グループが発表を行った。
厳しく突っ込まれると聞いていたが、そんなことは全然なく、分からないことは教授が全部教えてくれた。
そして、無事に総括が終わり、教授が去ると、「アワヤさん、ありがとうございました!」と班員たちに言われた。
プロジェクターの件で、教授がイライラしているのをみんな感じて、かなり焦っていたらしい。
「アワヤさんが同じ班で良かったと、初めて思いましたよ!」と班員たち。
って、ざっけんな!
初めてかよ!
いつもは足手まといかよ!


そんな感じで、皮膚科最大の山場を終え、昼休みを迎えた。
昼メシを食って、食後の一服に向かっていたら、「あわにゃーん!」と誰かが近寄ってきた。
見ると、同期入学で、研修医1年目のオーゾノだった。
おお!
7月の脳外科のポリクリのとき、外病院で会って以来だにゃー!(→2009年7月21日の日記参照)
だはー。


聞くところによると、外病院での半年の研修が終わり、今月から大学病院で研修らしい。
「大学病院ヤバイよ! 研修初日からいきなりカンファレンスで発表させられるし! 学生時代勉強してないからキツイよー!」とオーゾノ。
マジで?
ぷぷぷっ!
でも、頑張って勉強しろよ!
って、俺?
・・・ほっとけよ!


残念ながらオーゾノと同じ科になることは無さそうだったけど、今後もちょいちょい会う機会がありそうなので良かった。
その後、午後の講義を終え、昼2時過ぎに学校を後にした。
ふう、皮膚科も明日で終わりかー。
もう総括が終わったから、明日なんてどうでもいいにゃー。
だはー。




*1:パソコンや顕微鏡の画像をスクリーンに投影する装置。