皮膚科のポリクリ3日目。
今日は抄読会（勉強会）があるため、朝7時半に学校へ行かなければならない。
昨夜は深夜3時過ぎまで遊んでいたため心配だったが、何とか起きた。
そして、眠い目を擦りながら、学校へ。
7時半にはちゃんと指定された部屋で待っていた。
しかし、班員6人のうち5人はちゃんと来てるのに、イカワくんと皮膚科の先生は誰も来ない。
しばらくして、皮膚科の先生が1人やって来て言った。
「ごめんごめん。今日の抄読会、中止になったんだー。8時半まで控え室で待機しといてー！」と。
って、ざっけんな！
せっかく早起きしたの、無駄だったのかよ！
あと1時間寝られたじゃねーか！
寝坊して来ず、自宅の布団で中止を知った幸運なイカワも、ざっけんなー！！
と言うわけで、1時間無駄にボーっと過ごし、朝8時半からポリクリはスタートした。
今日の午前中は、セトヤマ教授の外来診察見学だった。
皮膚科の教授外来では、初診の患者さんの問診を学生が行うことになっている。
俺も、とある初診患者さんのお話を聴き、カルテを書いた。
そして、再診の患者さんの診察の後、初診の患者さんの診察が始まった。
学生が書いたカルテを読み、厳しく不備を指摘するセトヤマ教授。
やっべー、俺のカルテは、もっとヒドイよー。
確実に怒られるにゃー。
つぁはぁ〜。
「じゃ、次の患者を診よう。次のカルテこそはちゃんと書かれてるかな？ これは誰が問診取った？」と教授。
「はい、俺です・・・。」と言うと、「じゃ、ダメだろうなー（笑）」と教授。
すぐに不備を発見されるものの、教授は怒る気配が全く無く、「アワヤらしいなー。」と笑っていらっしゃった。
と言うわけで、俺は他の学生のカルテよりヒドかったにも関わらず、全然怒られなかった。
おっけーおっけー・・・なのかな？
だはー。
そんな感じで昼0時過ぎ、3時間の教授外来が終わった。
ずっと立ちっぱなしだったから、疲れたにゃー。
だはー。
昼メシを食べ、午後に臨んだ。
午後は、熱傷（ヤケド）で入院している患者さんの包帯交換を手伝った。
古い包帯を剥がし、重度の熱傷を負った皮膚を初めて見て、俺は衝撃を受けた。
うぅ・・・。
初めて人間の骨を触った骨学実習も、初めて死体を切り刻んだ解剖学実習も、初めて生体が切り刻まれるのを見た4月のポリクリでも、常に平然としていた俺だが、それは医学部に入って以来、初めての衝撃だった。
他の科の病気は、どんなに重い病気でも、手術中などでなければその本体は直接は見えない。
しかし、皮膚科の病気は常にその全てが目に見える。
それだけに、辛い気持ちになることが多い・・・。
その後、1時間半の講義を受け、帰路に就いた。
夕方5時に帰宅すると、今朝の寝不足のせいか、夕方6時には眠ったのだった。
ところで、ミヨシはちゃんと神戸に戻れたのかにゃ？
ま、どうでもいいや。
だはー。
