あわにゃん日記

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ミヨシの卒業旅行2

ミヨシの卒業旅行2日目。
今日も丸1日広島に滞在する。
と言うわけで、どこに連れて行こうかにゃー?
だはー。


今日は朝11時半頃に起きた。
「広島でどっか行きたいとこある?」とミヨシに聞くと、「広島のお好み焼きを食べてみたいよ。あと、原爆ドームも。」と言うので、そこに連れて行くことにした。
と言うわけで、実家から車で5分のところにある、美味しいお好み焼き屋に連れて行った。
広島人が大阪風お好み焼きを邪道だと思うように、大阪人であるミヨシに広島のお好み焼きは合うかにゃ・・・と心配していたが、「うまいうまい!」とミヨシ。
あ、そうだった。
ミヨシは腹が一杯になれば、何でも「うまい」と言う人間だった。
だはー。


その後、路面電車に乗り、広島市中心部に向かい、原爆ドームに到着した。
野球部のソーケンさんナカマタなど、広島に誰かが来たときは、決まって原爆ドームに連れてきてるので、もう案内は慣れたにゃー。
「これが原爆ドームで、元々は広島県産業奨励館という建物だったにゃー。そこの橋が相生橋と言って、上空から見ると特徴的なT字型の橋だから、原爆投下の目標になったにゃー。道路を挟んでそこにある球場が、カープの本拠地、広島市民球場にゃー。」などと流暢に説明した。
しかし、ふとミヨシを見ると、近くにいたキレイなバスガイドさんの方を見ていた。
って、ざっけんな!
俺の説明、聞いてねえのかよ!


その後、平和記念公園内にある原爆資料館へ。
「入場料高いけど見ていく?」とミヨシに聞くと、「せっかく来たから見るぜ!」とミヨシ。
そして、資料館の入口に到着すると、「ざっけんな! だますなよ! 入場料50円じゃねーか!」とミヨシ。
バレた?
だはー。


俺は原爆資料館に10回くらい来ているので、もう何も見るものはない。
と言うわけで、歩くスピードはミヨシに任せ、俺は後ろを付いていった。
しかし、ミヨシの見学スピードがあまりにも遅いので、俺はミヨシを追い越し、先にあるソファーに座ってミヨシを待っていた。
そして、小1時間くらいで見学が終わり、資料館から出た。


「おまえ、意外にじっくり見学してたんだね」とミヨシに言うと、「カワイイ子がいて、ずっと目の保養してたよ!」とミヨシ。
って、ざっけんな!
じっくり見学してたんじゃねえのかよ!
カワイイ子に歩くスピード合わせてたのかよ!


そんな感じで、行くところが尽きた。
夜は、俺の妹と3人でご飯を食べることにしていたが、それまでの3時間をどう過ごすか、途方に暮れた。
廃人2人だから、街をぶらぶらしても疲れるだけだしにゃー。
だはー。


と言うわけで、結局、ゲーセンへ。
メダルゲームなどをして、時間を潰した。
卒業旅行でゲーセンなんて、やっぱり廃人だにゃー。
だはー。


そして、夜7時半、仕事終わりの妹と合流し、3人で食事をした。
母親同様、妹も「噂のミヨシ」を見るのを楽しみにしていた。
開口一番、妹は、「2人、なんか似てるね」と言った。
って、ざっけんな!
俺の方がややキモくないし!
俺の方がやや男前だし!
俺の方がやや爽やかだし!
ん?
勘違い?
・・・ざっけんな!


お腹いっぱい食べ、酒もたくさん飲んで、とても楽しかった。
妹は、初めて会ったミヨシのことを、「もっと変な人なのかと思ってた。普通の人じゃん。」と言った。
あらそう?
ミヨシの変人っぷりは、初対面では分からないのかにゃ?
だはー。