あわにゃん日記

はてなダイアリーサービス終了に伴い、はてなブログに引っ越しました。

目覚め

4月から4年生の講義が始まり、早3ヶ月。
1日も、1つの講義も休まず、ここまできた。
しかし、決して廃人じゃなくなったわけではない。
俺の中にいる廃人を頑張って寝かしつけ、刺激して再び起こさないよう、物音立てずに静かに過ごしているだけだ。
しかし、遂にこの日が来てしまった。


昨夜は少しパソコンをいじり過ぎ、寝たのは深夜4時頃だった。
でも、この3ヶ月、そういうことは何度もあったので、大丈夫だと思っていた。
そして、今朝はメールの着信音で目覚めた。
朝11時近くだった。
うーん、懐かしいな、この感じ。
・・・って、ざっけんな!
寝坊じゃねーか!
つぁはぁ〜!


メールをくれたのは、野球部4年のリックだった。
初めて今年の講義を欠席した俺を心配して、メールをくれたらしい。
リックは、俺の分の講義プリントを取っておいてくれたばかりか、出席名簿の代筆までしてくれていた。
おうおう、どうもありがとうにゃー!
おまえって、泥酔状態で真夜中に俺んちに来て、いきなりソファーに横になり、「アワヤさん、寝ゲロしていいっすか?」とか言ってくる、ただの非常識なヤツだと思ってたにゃー。(→2006年11月11日の日記参照)
見直したにゃー。
だはー。


と言うわけで、今日は午後から学校へ行った。
初の寝坊に凹み気味で講義を受け、講義が終わると、そそくさと教室を後にした。
教室から自分の車まで歩く間、「ああ、遂に俺の中の廃人を起こしてしまったのかにゃ? いや、1回の寝坊くらい、誰にだってあるにゃ。まだ廃人に戻ったわけじゃないにゃ、たぶん・・・」などと自問自答していた。
すると、真後ろの方から、「おい、廃人!」と誰かに呼ばれたような気がした。
廃人時代は、フカオ組長からよくそんな風に呼ばれていたっけ。
こんな幻聴が聞こえるなんて、やっぱり俺は廃人に戻っちゃうのかにゃー?
つぁはぁ〜。


と思ったが、それは幻聴ではなかった。
その直後、背後から蹴りを食らったのだ。
げげっ!
本当にフカオ組長じゃねーか!
ひょえぇぇぇ!


「よう、廃人。久しぶりだな! おまえ、車どこに停めてんの?」と組長。
「はい、すぐそこら辺ですが・・・」と答えると、「路駐とか、ナメてんのかよ! まあ、いい。俺をO駐(一番遠い学生駐車場)まで送るという大役を与えてやるよ!」と組長。
ひょえぇぇぇ・・・いえ、ありがとうございますにゃー!
だはー。


と言うわけで、フカオ組長が俺の車に乗り込み、俺は車を発進させようとした。
だが、目の前に、道のど真ん中で停まっている邪魔な車があり、動けなかった。
運転席の顔を見ると、同じ4年生であり、窓を開けて顔を出し、道に立っている他の4年生の人と話していた。
すると、「何やってんだよ、あいつら! 邪魔なんだよ! 殺(や)られたいのか? おい、廃人、早くクラクション鳴らせ!」と、案の定、一瞬でご立腹になったフカオ組長。


「いや、ちょっと待ってください! 彼らは、俺と同じ学年なんですよ! 卒業までこの学年で仲良くやっていきたいんで、あまり手荒なマネは勘弁してください! 少し待ったら去ってくれますよ! だはー。」と、俺はフカオ組長を必死になだめた。
「んじゃ、5秒だけ待ってやる。5、4、3、2、1、0・・・はーい、残念♪」と組長はニヤリとし、助手席から手を伸ばして、俺の車のクラクションを「これでもか」と言わんばかりに鳴らしまくった。
うおー、相手から見てれば、俺が鳴らしまくってるみたいだにゃー。
つぁはぁ〜。


そんな感じで、久しぶりにフカオ組長と話し(正確にはカラまれ)、帰宅した。
そして、夜はミヨシとイタリアンなレストランで食事をした。
いつもとは違う感じの食事な理由は、今日はミヨシの誕生日だからである。
俺と同い年なので、ミヨシも27回目の誕生日だ。
みよっぴー、おめでとうにゃー!
だはー。


食事中、「ところで、おまえの誕生日って、七夕の次の日なんだね。なんか中途半端だにゃー。どうせなら、七夕に生まれれば誕生日覚えやすいのに・・・」と言ってみた。
すると、ミヨシは「ざっけんな! 昭和56年7月8日生まれで、5678だから、こっちの方が覚えやすいし! 俺は七夕のお願い事で全世界の人々にお願いされた結果、次の日、この世に生を受けたんだし!」と言った。
・・・ぷぷぷっ。
なんか、神話みたいな話だにゃー。
おまえって、やっぱ幸せなヤツだにゃー。
だはー。