あわにゃん日記

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二重らせん構造

今日は昼1時から学校だ。
今日も、出席を取る薬理学の授業。
昨日はサボっちゃったので、今日はちゃんと早起きして行ってきた。
って、早起きとは言っても、目覚めたのは昼0時40分だけど。
だはー。


ところで、12月も中旬に差し掛かり、最近、学年全体が妙にそわそわし始めた。
気付くと、みんなそれぞれ授業中に試験資料を広げ、何やら勉強をしている。
聞くところによると、後期試験までもう1ヶ月を切っているらしい。
へえー、今年の後期試験は1月9日からなのかー。
去年よりだいぶ早いにゃー。
とは言っても、まだ全然焦らないにゃー。
だはー。


しかし、薬理学の授業後、野球部先輩で同じ3年生のソーケンさんが、野球部後輩のキンマルに、「微生物のノート、コピーさせて!」と頼んでいるのを見た。
ここで、俺は初めて焦りを感じた。
げげっ!
やべえっ!
ソーケンさんが、もう動き出している!


ソーケンさんは、俺の1つ先輩である。
俺はこれまでの5年間の大学生活、「1.2.2.3.3」と学年を経てきた。
一方、ソーケンさんは「1.1.2.2.3.3」と経てきているので、俺にとっては入学以来ずっと学年が同じである、ただ1人の人物である。
留年歴だけを見ると、ソーケンさんの方がダメ人間に見えるけど、俺が2浪して入学しているのに対し、ソーケンさんは現役で大学受験を突破しているから、人生というレベルで見ると俺の方が遠回りをしている。
ま、どちらもダメ人間であることに間違いはないか。
だはー。


その、ある意味ライバルのソーケンさんが、俺よりも早く後期試験に向けて動き出していたので、かなり焦ったというわけだ。
すると、俺の焦ってる様子を見たソーケンさんが、「おまえも、一緒にコピーする?」と誘ってくれた。
だはー。
ありがとうございますにゃー!


と言うわけで、キンマルの持ってたB4で33枚の資料を借り、ソーケンさんと2人で売店コピー機に向かった。
売店に辿り着くと、ソーケンさんが言った。
「じゃ、役割分担しよう。俺がコピー機の電源入れる係で、おまえがコピーしてコピー代払う係ね。」と。
はい、分かりました。
・・・って、おい!
それって、ほとんど俺しか働いてないじゃないっすか!


と言いつつも、ソーケンさんは、ちゃんと俺と半分ずつコピーをしてくれた。
すると、コピーをしている最中、ソーケンさんが「これ、なに?」と話しかけてきた。
見ると、キンマルの資料のうちの1ページに、キンマルの字で赤ペンで「ミムノート参照」と書いてある。
・・・あ!
あいつ3回生のくせに、6回生のミムさんのことを「ミム」と呼び捨てにしてやがる!


一瞬、そう2人で盛り上がったが、ソーケンさんがすぐに気付いた。
「あ、違う! 『ミムノート』じゃなくて、『ミノムート』って書いてある!」と。
あ、本当だ。
でも、それって書き間違えただけじゃないっすかね?
「いやー、カタカナは読み間違えることはあっても、さすがに書き間違えることはないだろ。」とソーケンさん。
それもそうっすね。
でも、『ミノムート』って、どういう意味すかね。
微生物は去年も勉強したけど、聞いたことないっすね。


結局、『ミノムート』の意味は分からず、コピーを終了した。
そして、2人でキンマルに資料を返却しに行った。
そこでキンマルに、「おまえの資料に、『ミノムート』って書いてあったんだけど、どういう意味?」と聞いてみた。
すると、キンマルは言った。


「えっ!? 『ミノムート』って何ですか? 『ミムノート』なら、書きましたけど。」


ぷぷぷっ!
それを聞いて、ソーケンさんと2人で爆笑した。
なぜ笑われてるのか、不思議そうなキンマル。


って、ざっけんな!
分かんねえのかよ!
3つも先輩のミムさんのことを「ミム」と呼び捨てることも有り得ないし、こんな簡単なカタカナを書き間違えることも有り得ないんだよ!
おまえは二重に面白いんだよ!
はっはっは!


そんな楽しい事件があった、今日の放課後だった。
その後、今日は微生物のノートを手に入れたことに満足し、帰宅してのんびり過ごした。
だはー。


あ、パソコン版をご覧の方は、見ての通り、今日からデザイン変えたにゃー。
読みにくかったり、前の方が良かったり、その他苦情があれば、こっそり教えてくださいにゃー。
おっけーおっけー!