あわにゃん日記

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防具

レポートを始めることなく、今日も廃人生活全開だった。
今日はパソコンで、昔なつかしファミコンをやって過ごした。
だはー。


ファミコンでは、「信長の野望武将風雲録」で全国統一を果たしたあと、「迷宮組曲」をクリアした。
これらは小学生の頃やってたゲームなのだが、小学生の頃と同じように楽しく感じた。
ん?
と言うことは、俺の精神年齢は小学生並み?
って、ざっけんな!
ほっとけよ!


クリアで思い出したけど、俺はよく「クリヤくん」って名前を間違えられる。
粟(あわ)と栗(くり)の漢字が似ているからだ。
・・・って、以前にも全く同じこと書いた気がするな。
ま、いいや。


じゃあ、中学1年生の頃の話をしよう。
ウチの中学では、入学時に必ず運動部かブラスバンド部に入らなければならないという決まりがあった。
そこで俺は、当時から戦国時代が好きだったのもあり、剣道部を選んだ。
稽古着や袴を着て、小手や面や胴などの防具を付けて竹刀を振り回す姿は、どこかサムライっぽくてカッコイイなと思っていたからである。


しかし、初心者の俺は、いきなり防具を付けての練習はさせてもらえなかった。
同じ初心者の5人の新入部員は、武道場ではなく、「ザビエル体育館*1」とか言う変な体育館の廊下に連れて行かれ、体操服姿で基礎的な練習をみっちりさせられた。
「つまんねえなー。早く防具付けて練習したいなー。」と、ずっと思っていた。


そんなつまらない基礎練習が2ヶ月くらい続き、ようやく俺たちに防具を購入するときが訪れた。
7万円余り出して購入した防具一式は、注文から数週間後、立派な袋に包まれて俺たちの前にやって来た。
「開けていいぞ。」と剣道部の先生が言うので、俺たちはワクワクして袋を開けた。
初めて袋の中の自分の防具を見て、「おお、すげえ! かっこええのう!」などと、テンションが上がる新入部員たち。
しかし、その中に1人だけ、落胆している者がいた。


・・・俺だった。
なぜなら、垂れネーム(腹の下にぶら下げる、学校名と名前がデカデカと書かれたやつ。)にアクシデントが発生していたからである。
もうお気付きだろう。
「粟屋(アワヤ)」と書かれているべきその垂れネームは、なんと「栗屋(クリヤ)」だったのだ!


って、ざっけんな!
どんだけ楽しみに待ってたと思ってるんだよ!
垂れネームはいわば剣士の顔なのに、そこを間違えるってどういうことだよ!


あまりに落胆した俺は、なかなか先生や防具屋さんにその事実を言い出せなかった。
とりあえず、袋を閉じ、その受け容れがたい現実から目を背けた。
そして、一呼吸置いて、もう一度袋を開けてみることにした。


もしかしたら、さっきのは俺の見間違いだったかもしれないにゃー。
もう一度袋を開けて確認してみたら、ちゃんと「アワヤ」って書かれてたりして。
だはー。
さあ、おーぷん!


・・・って、どっからどう見ても、やっぱり「クリヤ」じゃねーか!
ざっけんなー!!


結局、防具屋さんが帰る直前に、ようやく俺は間違いを指摘した。
もちろん無料で作り直してくれたが、それから再び数週間、俺は1人だけ防具無しの辛い生活が続いたのは言うまでもない。
これが、今までの人生の中で、名前を間違えられて一番悲しかった出来事である。
今思い出したけど、その後しばらく俺のことを「クリヤ」と呼び続けた同じ新入部員の奴ら、ざっけんな!




*1:ウチの学校はキリスト教が母体なので、こんなけったいな名前が付いている。通称「ザビたい」。