あわにゃん日記

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タイジの伝説

昨日の日記に書いたように、変な夢を見て今朝8時に目が覚めた。
その後、今日は学校に行く予定がなかったので、ずっと家にいた。
夕方まで起きていたあと少し眠り、その後、野球部の学祭前夜祭の集まりに顔を出して1日が終わった。


少し時間を戻して、今日の昼過ぎ、ふと「あのCDどこやったかな?」と思って、押し入れの中を探索した。
すると、押し入れの中の、大学入学時に実家から持ってきた段ボールの中から、怪しい書類入れが見つかった。
ん?
なんじゃ、こりゃ!?


見てみると、高校時代や浪人時代の大切な書類が入っていた。
その中に、「タイジの伝説」と書かれた1枚の紙が混ざっていた。
おお、懐かしいにゃー。
だはー。


タイジとは、高校同級生で、同じ医学部志望で、1浪も2浪も予備校が同じだった友人である。
高校時代は大して仲は良くなかったけど、浪人時代に意気投合し、予備校ではいつも一緒にいた。
タイジはかなりの天然キャラで、もし浪人時代もこんな日記を書いていたら、ミヨシみたいな感じで毎日登場させるくらいの面白い奴だった。
そんなタイジの、予備校時代の天然ぶりを箇条書きで紙に記録したものが、この「タイジの伝説」である。
久々に読み返してみた。

「タイジの伝説」

  • バスを乗り間違え、慌てて次の停留所で降りる。ここまでは普通だが、タイジのすごいところは、次の日に全く同じ失敗をしたこと。
  • エレベーターに乗っているとき、表示版を見て「あ、もう6階じゃん!」と言いながら、5階でエレベーターを降りる。いったい、どこを見て出した答えなのか。
  • 数ヶ月後、再び6階と間違えて5階でエレベーターを降りる。今度はそのことに気付かず、他のクラスのHRに出席。HRが始まり、担任の話を聞いて、「これは私大文系クラスじゃ!」とようやく気付く。その前に、クラスの生徒のメンバー、担任の顔で気付くことができたのでは?
  • 去年の入試面接において、難しい質問をしてきた面接官に逆ギレ。面接官に、「怒らないでくださいね。」と優しく諭される。
  • 2人で模試の申込みに行ったときのこと。予備校の受付において、「模試申込みカード」と「口座申込みカード」を取り間違え、気付かずに記入を開始。その後、ご親切に俺にも間違ったカードを渡してくれる。
  • 夜、家に帰ったタイジから、「予備校のコピー機にテキストを置き忘れてきた!」と、予備校の隣に住んでいる俺に電話。仕方ないので取りに行ってあげようとしたら、再び電話があり、普通に目の前の机の上に開いていたとの報告。
  • 夜、俺のケータイに電話を掛けてくる。それに出るものの、「もしもし。」と言った途端、切られる。翌日聞いたところ、留守電だと勘違いしたらしい。留守電の応答メッセージは、「もしもし。」とは言わないと思うのだが・・・。
  • コピー機を乱暴にいじくっていたら、131枚のコピーを開始。中止の方法がなかなか分からず、結局30枚も無駄にコピー。
  • 昼休み、予備校の教室において、「古文のノートが無くなった!」と大騒ぎ。見かねた見知らぬ人から、「これじゃないですか?」と渡される。普通に隣の机に置いていただけ。
  • 俺と一緒にいるとき、タイジはミワタ(他の友人)に電話するが、あいにく留守電。「なんで電話に出んのんじゃろ。」と少し怒り気味のタイジ。直後、俺のケータイを見るとタイジからの不在着信が。ミワタではなく、俺に電話していた。
  • 休み時間、一緒に予備校のトイレへ。俺は小便、彼は大便。しばらくして、もう1人、知らない人が小便に来た。しかし、それに気付かず、トイレにいるのは俺だけと思ったタイジは、俺を笑わせようと個室から大きなオナラをぶっ放す。もちろん俺は、他人のフリ。
  • 2浪目の秋、予備校内での模擬試験の日。俺が教室で試験開始を待っていると、タイジからの電話。「受験票に書かれていた『4A教室』が無い!」と大騒ぎのタイジ。って、無いわけがない。「4A」だから、4階にあるに決まってんじゃん。2年も予備校にいるのに、なぜ教室の位置を知らないのだろう。
  • 自習室で勉強していたタイジ。しばらく勉強したあと、トイレへ。しかし、トイレから戻ってきたら、自分の席がどこだか分からなくなってしまう。結局、静かな自習室を10分くらいウロウロし、周りの人たちから大ひんしゅく
  • 銀紙を開けて口に入れようとした直前で、ガムを床に落としてしまったタイジ。あとでイタズラで誰かに食わせてやろうと、キレイに銀紙に包み直して保管。その後、そのことを忘れ、いつの間にか自分で食ってしまっていた。


ふー、懐かしいにゃー!
当時の状況を思い出して、読みながら1人で爆笑しちゃったにゃー!
やっぱ、タイジは面白いにゃー!
ぷぷぷっ!


そんなタイジは、同じ医学部志望ということで、浪人時代の良きライバルでもあり、お互い励まし合う心の支えでもあった。
タイジが一緒にいたおかげで、浪人の辛さは半分になったし、喜びや楽しさは2倍になった。
そんな俺たちは、2人とも2浪目で念願の医学部に合格した。
俺みたいな人間が医学生になれたのは、タイジがいたおかげかもしれない。
彼と一緒にいた浪人の2年間の思い出は、俺の大切な宝物の1つである。
だはー。