朝7時半に起きた。
鏡を見た。
昨日より、更にひどくなっていた。
もはや、右目がほとんど開いてない。
鏡の自分に、思わず「おまえ誰だよ！」と突っ込んだ。
だはー。
朝8時半に昨日の耳鼻科に行った。
そして、苦しい思いをして詰め込まれた7枚のガーゼを取ってもらった。
血液がガーゼに付着して固まってたのでなかなか取れず、昨日にも負けない苦しい思いをした。
つぁはぁ〜。
この後、今日は朝9時から練習試合の予定だったのだが、あいにくの天気のため、明日へと延期になった。
と言うわけで、すぐに帰宅した。
骨折部分が痛かったので、帰宅するとまた眠った。
夕方に起きた。
俺の骨折を知った、同じアパートに住むユイユイちゃんからメールが来ていた。
ひどい顔のために外出できない俺に、夕食を作ってくれるらしい。
遠慮したが、「どうせ自分のも作るんで、遠慮なさらず。こういうときぐらい後輩を頼ってください」とユイちゃん。
だはー。
だはー。
だはははは。
と言うわけで、お言葉に甘えさせていただき、夕食をお願いした。
そして夜7時頃、ユイユイちゃんはご飯を持って来てくれた。
おお、肉じゃがに煮魚♪
うまそー！
だはー。
腹ペコだったので、一気に食った。
めちゃくちゃ美味かった。
美味すぎて、泣きそうだった。
優しさの味がした。
ユイユイちゃん、本当にありがとう！
夜、タナカやミムさんから相次いでメールが来た。
タナカは「今やれることをやるしかない。九山、俺の後ろで守ってくれてることを祈る！」と、
ミムさんは「今まで頑張ってきたのに、ここで諦めたらもったいないよ。俺、おまえと一緒に試合に出て勝ちたいから！」と、2人とも怪我した俺を励ましてくれた。
なんか照れくさくて返信できなかったけど、本当にありがとう！
4月からマジメに学校に行き始め、野球にも真剣に取り組んできた。
しかし、その結果、学校では「酵素と生体」の発表会でスベりまくって新しい学年から反感を買い、野球では出場が決まっていた明日の練習試合や来週の九山を直前にしての骨折。
「頑張ったけど、なんにも良いことないなー。これなら廃人生活の頃の方が良かったなー」って一瞬思った。
でも、俺の周りには、傷ついた体を優しさで包んでくれる人もいれば、消えかけた心の炎に新たな薪をくべてくれる人もいる。
やっぱ、俺って幸せ者だな。
だはー。
明日からまた頑張ろう。
おっけーおっけー！
