突然だが、日給3万円のバイトがあるとしよう。
大学生にとっては良いバイトだ。
でも、そこに難点が1つある。
給料をくれる店長が気まぐれということだ。
1日の仕事が終わったら、店長とじゃんけんをしなければならない。
じゃんけんに勝つと5万円がもらえ、あいこだと日給通りの3万円、負けると1万円しかもらえない。
そういうバイトがあったとして、収支はどうなるだろうか。
1週間や2週間程度なら、じゃんけんの運に大きく左右されるだろう。
だが、もっと長期的なスパンで考えると、じゃんけんの結果は見事に3分の1ずつに収束し、平均すると1日あたりちゃんと3万円もらっていることになるはずだ。
これと同じ仕組みが、パチンコの勝ち方である。
運による左右がもっと大きく、勝てる台でもマイナス数万円なんてことがあるが、基本的には同じである。
日々の運を気にしてはならない。
どうせ、最終的には確率通りに収束するのだから。
大事なのは、日給がいくらの仕事をどれだけ積み上げるかということだ。
なーんてことを自分に言い聞かせ、運に泣かされてマイナス収支に終わった2月にひるむことなく、気合いを入れ直して3月のパチンコへ行った。
すると、今日はとても良い台を見つけた。
おっけーおっけー!
ヨダレを垂れ流しながら、期待値を計算すると、日給5万円超!
ぐへへへへ。
時給4000円以上じゃねえか!
だはー。
と思ったら、サッパリ当たらない。
投資は敗色濃厚ラインの、4万円に達した。
ざっけんな!
いつまで俺は運に泣かされ続けるんだよ!
夜7時頃になり、ようやく当たりが続き始めた。
結局、最終的に今日の運は悪い方のままで終わったが、それでも台が優秀なおかげで、勝つことが出来た。
今日の結果、+2万5200円。
帰宅し、今日1日の仕事量を計算すると、+5万円を軽く超えていた。
だはー。
今日は春休みで一番いい仕事だったにゃー。
春休みパチンコ・8日目終了時点で、+1万9600円。