今日は昼過ぎに人がやって来た。
誰だろうと思ったら、野球部後輩のナカマタだった。
聞くところによると、ナカマタはまた俺の教科書をパクりに来たらしい。
ざっけんな！
「日記に書いてあった通りっすね！ アワヤさんの家、めちゃくちゃきれいになってますね！！」とナカマタは驚いていた。
だはー。
俺はやるときゃやる男なんだよ。
しかし、ナカマタは、「でも、こんなのアワヤさんちじゃありません。気持ち悪いっす」と言い、すぐに去っていった。
なんでいつも結局、「俺＝キモい」という結論に達するんだよ！
ざっけんな！
それにしても今日は、久々に人としゃべったにゃー。
知ってる人に会うのは、クリスマスイブにミムさんに会って以来だにゃー。
だはー。
さて、今夜も古畑スペシャル。
今日は2日目。
犯人役は、大リーガーのイチローだ。
とても楽しみだった。
「イチローは演技がうまかった」とはこれまで報道されてはいたが、それでもやっぱ、「想像よりはマシだった程度だろなー」と思っていた。
だが、今日実際にその演技を見てみると、普通にうまかった。
初演技とは思えぬほど、芝居がナチュラルだった。
引退後は役者になれるんじゃないかにゃー。
古畑任三郎の撮影に際しイチローは、初日の顔合わせ・本読み段階で、すでにセリフを完璧に覚えて来ていたらしい。
また、スタジオには2時間前にやって来ていたらしい。
古畑任三郎役の田村正和をして「役者の鏡だ」と言わしめたほど、その姿勢は実に紳士的だったらしい。
後日、セリフが完璧だったことについてインタビューされたイチローは、「それがおそらく唯一、僕が見せられる礼儀というか誠意だと思ったので」とコメントしている。
うーん、素晴らしい男だにゃー！
イチロー万歳だにゃー！
だはー。
昨日のあっと驚くような話の展開に比べると、今日の事件はトリックや推理という観点では見劣りがした。
だが、単純な事件にしたおかげで、イチローの魅力が前面に押し出されていたような気がする。
昨日に負けず劣らず面白かった。
ざっけんな、三谷幸喜！
さすがじゃねーか！
それにしても、イチローかっこよかったにゃー。
今日は「イチロー、ブラボー！」の一言に尽きるにゃー。
だはー。
明日は、遂に10年間の古畑任三郎シリーズの最終話だにゃー。
対決相手は俺の最も好きな女優の松嶋菜々子。
早く見たいような、古畑とのお別れが来るのが辛いような・・・。
つぁはぁ〜。
今日の古畑任三郎の名言
「あなたが・・・あなたがお兄さんを救ったんですぅ」
