いつの間にか、試験があさってに迫って来ている。
さすがにヤバイと思い、夕方、戦国時代から抜け出した。
って、今日も行ったのかよって?
だはー。
とりあえず、夕食を食ってから、勉強することにした。
ご飯を炊き、レトルトカレーを食うことにした。
今日食うレトルトカレーは、こないだ購入した、「赤いLEE 辛さ30倍」というカレーだ。
ざっけんな!
何を基準に30倍だよ!
宮交シティーのタンタンメン・超激辛を、スープまで完食した俺だ。
このぐらい、何でもねーよ!
だはー。
ご飯を皿に盛り、カレーをぶっかけた。
そして、一口食ってみた。
色は少し赤っぽいけど、味はカレー。
問題の辛さは…、全然たいしたことねー!
ちょっと辛いかな程度だ。
だはー、余裕だぜ!
だが、しかし…。
半分を平らげた辺りから、急に体調に異常が現れた。
口の中が燃えるようにヒリヒリする。
クーラー効きまくってるのに、汗が滝のように流れる。
そして、口から目にかけて、顔面が痙攣し始めた。
つぁはぁ〜!
「毒を盛られたら、きっとこんな感じだろうな」と思った。
薄れゆく意識の中で、俺はもはや意地という精神力だけで、スプーンを口に運び続けた。
そして、最後の一口を食べ終えると、そのまま俺はソファーにぶっ倒れた。
こんなカレーを3つも買ってしまったことを後悔しつつ、「まだ俺の味細胞も腐りきってはいないんだな」と少し笑った。
その笑いを最後に、俺は気を失った(眠っただけ)のだった。
って、また今日も勉強してねーじゃん。