あわにゃん日記

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口頭試問

今日は昼2時から解剖の再試。
だが、昨夜は結局1時間しか勉強しなかった。
朝10時に目覚め、さすがにやべえと思った。
久々に焦り、そこから2時間猛勉強した。
結局、腋窩しか勉強しなかったにゃー。


昼2時、学校のヨシナガ先生の元へ。
これから、30分間の1対1の口頭試問だ。
恐る恐る入室。
まずはホワイトボードに絵を描いて説明せよ、とのこと。
ふんふん、腕神経叢の絵でも描くかー。
と思ったら、ヨシナガ先生は「腋窩の動脈を描いてみろ」と言われた。
ひょえー!
動脈の図は描けねえー!


適当に1本線を描く。
そこに適当に枝をつけ、適当に説明した。
俺のあまりの適当っぷりに、ヨシナガ先生はたいそうガッカリしておられた。


「もういい。そこに座れ」と、ヨシナガ先生。
次に、スクリーンにネッター解剖学アトラスに載ってるような、腋窩の絵が表示された。
「○○動脈はどれだ?」と先生が質問された。
図は軽く見てきたので、渡されたレーザーポインターで指し示す。
5問ぐらいだったが、余裕で答えられた。
「図は描けないけど、場所は分かってるんだな」と、少し喜んでもらえた。
だはは。


「他にどこを勉強したか?」と、ヨシナガ先生。
ひょえー!
腋窩しかやってないっす」とは正直に言えなかった俺は、「下肢の筋肉とか勉強しました」とデマカセを言ってしまった。
俺がそう言うと、先生はパソコンをいじくり、スクリーンに下肢の筋肉のスライドを映し出す。
「じゃ、この筋肉は何だ?」と先生。
「薄筋っすかね」と俺。
そんな感じで、何問か出題された。
下肢の筋肉は2週間前の試験で軽く勉強したので、割と答えられた。
だはは。


そろそろ終わりかなと思ったら、スクリーンに頭頚部の図が映し出された。
や、やべえ、頭頚部は全く勉強してねえ!
テンパる暇もなく、「ヨクコーガイ神経節はどれだ?」と、すかさず質問してくる先生。
ヨクコーガイって、何だっけ…。
聞いたことあるけどにゃー。
あ、確か「翼口蓋」って書くんだったな。
漢字的に、口蓋のサイドにある神経節だろうな。
うーん、これだー!


思い切って「ここっすか」と言い、神経節っぽいとこを指し示した。
すると、ヨシナガ先生は「おお! 頭頚部も勉強したんかー!」と驚いておられた。
「まあ、軽くですけどね」と、照れ笑いする俺。
ざっけんな!
完全に結果オーライだっつーの!


頭頚部を最後に、先生の質問は終わった。
その後の10分ぐらいは、色々とお話をした。
先生が「おまえは何年度の入学だ?」と聞かれるので、「平成14年度です」と答えると、「えっ、1回しか留年しとらんのか!?」と驚いておられた。
ざっけんな!
俺にどんなイメージ持ってんだよ!


次に先生が、「去年の再評価はあるのか?」と聞かれたので、「いえ、何とか全部通りました」と答えると、「やればできるんじゃないか!」と驚いておられた。
ざっけんな!
やってもできない子だと思ってたのかよ!
そのやる気を出すのが難しいんだっつーの!


2回の解剖学実習試験の結果、俺は学年最低の平均32点だったらしい。
だはは。
上でも下でも、1番と言われると何か嬉しいにゃー。
って、こういう感覚がおかしいんだろうな。


先生はたいそう俺のことを心配してくださった。
「解剖学を通してやったとしても、これから他の科目も大変なのは分かってるよな。ちゃんと頑張らないと、また留年してしまうぞ」とおっしゃった。
ヨシナガ先生は、学生思いの本当にいい先生にゃー。
俺がヨシナガ先生だったら、俺みたいな学生、再試も受けさずに即行落とすけどにゃー。
そう言えば、ヨシナガ先生は以前、「学生が勉強しないのは、教員に問題があるからだ」とおっしゃっていた。
俺は、俺が勉強しないのは俺に問題があるからだと思ってるけど、やっぱり、ヨシナガ先生はいい先生にゃー。
だはは。


最後に、夏休みのレポートを課されて、再試の口頭試問は終了した。
レポートは再試全員が課されてるみたいだし、俺は普通の扱いを受けてるってことにゃー。
ふう、良かった良かった。
ヨシナガ先生、ありがとうにゃー!


その後、部活に行き、いつものようにミヨシとメシを食って帰宅した。
そして、いつものように、ミヨシと明け方までオンラインゲームをして眠った。