今日は解剖の日。
昼に起き、学校に行った。
最近、解剖でしか学校に行ってないな。
ダメなヤツだ。
でも、こんな自分が好き。
今日は遺体の下半身を切り離し、生殖器を見た。
ウチの班は、男性の遺体だ。
まず、生殖器にメスを入れ、皮膚を剥がした。
女の子がメスを入れたのだが、痛そうで、見てるだけで鳥肌が立ってしまった。
つぁはぁ〜。
解剖をしていると、他の班の女の人がウチの班にやって来た。
彼女は俺よりも年上の人で、とてもサバサバした人だ。
彼女は、ウチの遺体の生殖器を見てこう言った。
「うわー、初めて見た、完全な包茎!」
ぷぷぷっ。
みんな敢えて言わなかったことなのにっ!
ハッキリ言いすぎだろ!
ざっけんな!
夕方4時半頃、若い女の子がたくさん教室に入ってきた。
あ、そうか。
今日は看護科2年が見学に来るんだったな。
ウチの班にも女の子が3人来た。
俺はシャイなので、女の子の顔を見ることもなく、黙々と作業をしていた。
すると、ウチの班の女の子が俺にささやく。
「アワヤさん、手前の子かわいいよ〜。見なよ〜」
余計なお世話だよ!
ざっけんな!
でも、まあ、そこまで言われちゃあね。
俺は顔を上げた。
看護科の女の子たちは、みんなマスクをしていた。
そのせいか、みんなかわいく見えた。
だはは。
なんか、目の保養になるな。
だはははは。
ふと後ろに気配を感じたので、振り返った。
ミムさんだった。
ミムさんは、実習室を歩き回り、看護科の女の子チェックをしていた。
この男は・・・。
と思ったら、呉も実習室を歩き回っていた。
ぷぷぷっ。
ところで、今日は腋窩のスケッチを返却された。
見てみると、ヨシナガ先生からメッセージがあった。
「デタラメ描き過ぎ」と。
バレてる・・・。
つぁはぁ〜。