今日は昼に起き、ちゃんと解剖に行った。
マジメな俺って、素晴らしい。
と思ったら、解剖班で今朝11時頃にあった地震の話になった。
「俺、あれで1度目が覚めたよ」と言うと、女の子たちにちょっと呆れられた。
そうか、本当にマジメな人は、午前中は学校だったな。
やっぱ、俺って不真面目。
でも、こんな自分が好き。
解剖では、今日はミムさんがいつもより頑張っていた。
そうか、今日は彼の誕生日だったな。
1つ先輩のミムさんだが、俺とは同い年。
ミムさんも今日から24歳か。
噂によると、最近モテモテらしい。
いいな、いいなー。
今日は解剖中、こんな話を聞いた。
フカオの班に、解剖のヨシナガ先生がいらっしゃったらしい。
なぜか、俺の話になり、ヨシナガ先生が「アワヤは試験できとらんかったなぁ」とおっしゃったらしい。
フカオが「そうらしいですね。アワヤは"30点くらいしか取れてない"って言ってましたよ」と言うと、ヨシナガ先生が衝撃の一言。
「そんなに取れてないよ・・・」
つぁはぁ〜。
そんな感じでテンション低めに解剖を終え、野球をした。
テンションを上げようと思って、ミヨシとメシを食いに行った。
俺の好きな広島風お好み焼き屋「かっちゃん」に行った。
「かっちゃん」に入ると、見慣れた人たちが。
あ、剣道部だ。
つぁはぁ〜。
そして、ミヨシと2人で俺んちに帰宅した。
すぐに、ウラヤマとキンマルもやって来た。
ウラとキンマルは日曜の飲み会の片づけをしに来てくれた。
さすが、ウラヤマだなって思った。
ウラヤマ、ありがとう。
あ、忘れてたけど、キンマルもありがとう。
ウラはすぐに帰ったが、キンマルはミヨシにずっとゲームを挑んでいた。
だが、サッカーでも野球でも、キンマルは1勝もできなかった。
センスが本当に無いヤツっているんだなって、初めて思った。
ゲームに必死になるキンマルを、哀れみの目で見てしまった。
キンマルは、ゲーム中、たいして面白くないところで1人で永遠とウケていた。
俺はもちろんのこと、あのミヨシでさえ、どうしようもなくて戸惑った。
ま、それだけなら許せるんだけど、キンマルはそのとき飲んでいたジュースを堪えきれずに噴き出し、俺のソファーとリビングをベトベトにしてくれた。
よくツジムラが「あいつ、マジ有り得ないんすけど」って言ってるけど、今日はその意味が何となく分かった。
2人が帰って、ベトベトになったリビングの水拭きを今終えたところだ。
でも、なんだかんだ言って、キンマルは面白いヤツだよ。
そう言えば、今夜、彼は切なそうにこんなことを言ってたな。
「今日、久々にアサミを見たんですけど、あいつ、めちゃくちゃキレイになってました」
・・・おまえも、早く振り切れよ。
つぁはぁ〜。
